今夏のプール授業を中止する学校続出、新型コロナ感染を懸念

[ 2020年5月31日 16:30 ]

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い発令された緊急事態宣言が25日に解除されたが、感染防止を理由に今夏のプール授業を休止する学校が全国で続々と決定している。スポーツ庁政策課学校体育室と文科省初等中等局幼児教育課から同22日に「今年度における学校の水泳授業の取扱いについて」の事務連絡が、各都道府県・指定都市教育委員会学校体育主管課などに対して行われ「児童生徒の密集・密接の場面が想定されるため、様々な感染リスクへの対策を講じる必要があります」と通知。しかし、多くの自治体では休校が続いたため、医師による児童生徒への健康診断ができず、安全確保ができていないことや、更衣室などで「3密」のリスクを避けることが難しいことから、プール授業の休止が続々と決定している。

 一方で、新たな問題を心配する声も出ている。

 全国約1500校の小中学校で採用されているプール洗浄促進剤「マグクリーンSP」を販売する(株)クリーンアーステクノロジー(本社・東京都港区)の榎本容人(よしひと)技術本部長は「プール授業の中止決定により、1年に1度行っていたプール清掃を、更に1年間水を張った状態で放置した場合、プール槽に与える影響が懸念されています」と話す。

 学校の屋外プールは、例年1~2カ月の遊泳時期以外は災害および防水用水の確保や、プール槽の紫外線からの劣化保護などの理由で、シーズンオフの間は水を張った状態で放置しなければならない。そのため、外気から有機物などが混入し、藻類のこびり付きや藻類の発生による水質の悪化などが起き、何も手をつけずにいると無理な清掃による塗装の腐食などが起こる可能性があるという。

 榎本本部長は「プール授業を中止した場合にも、プール循環設備のメンテナンスやプール槽の劣化保護など、維持管理対策も自治体ごとに対応で追われています」と話す一方で、コロナ禍の想定外の事態下で、すでにプール洗浄促進剤「マグクリーンSP」を使用している教育委員会担当者からは、同商品を推薦する声が届けられているという。

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2020年5月31日のニュース