黒川氏の訓告処分 野党 官邸の関与追及へ

[ 2020年5月26日 05:30 ]

 立憲民主党など野党は25日、賭け麻雀で辞職した黒川弘務前東京高検検事長を訓告にとどめた処分決定に、首相官邸の関与がなかったかどうか追及する方針を固めた。森雅子法相の発言や報道を踏まえ、官邸の関与を否定した安倍晋三首相の国会答弁が虚偽だった疑いが強いとみている。政権は法務・検察の判断だったと反論している。

 訓告は国家公務員法の懲戒処分ではなく、より軽い措置で、黒川氏には約7000万円とされる満額の退職金が支払われる見通し。立民の枝野幸男代表は記者団に「官邸主導が事実なら国会答弁が虚偽だったことになる。厳しく追及せざるを得ない」と述べた。菅義偉官房長官は記者会見で決定過程への官邸側の関与を否定した。

 首相は22日の質疑で、訓告は軽すぎるとの野党の批判に「検事総長が事情を考慮し、適切に処分を行った」と答弁。ただ、森氏は同日の会見で「最終的に内閣で決定がなされた」と述べ、食い違いを指摘されていた。

 また、岐阜や東京の弁護士計4人が25日、黒川氏、一緒に賭け麻雀をしていた新聞記者ら3人に対する告発状を東京地検に郵送した。

 ≪林氏が後任決定≫法務省は黒川氏の後任となる東京高検検事長に、名古屋高検の林真琴検事長(62)を充てるきょう26日付発令の人事を発表した。黒川氏と司法修習同期の林氏は、早くから総長レースの本命と目されていた。愛知県出身で、1983年検事任官。法務省刑事局長などを経て2018年1月に名古屋高検検事長に就任した。稲田伸夫検事総長(63)は来年8月に検事総長の定年65歳となるが、慣例で検事総長の在任期間とされる2年を今年7月に迎える。林氏は7月に検事長の定年63歳となり、その前に稲田氏がバトンタッチするとの見方が強い。

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