ブラジル コロナ感染数世界2位に WHO「南米が新たな中心地に」

[ 2020年5月23日 11:31 ]

 ブラジル保健省は22日、国内の新型コロナウイルス感染者が33万890人、死者が2万1048人になったと発表した。感染者数はロシアを上回り、米国に次いで世界2位となった。死者数は世界6位。世界保健機関(WHO)は南米が感染拡大の「新たな中心地になった」として警戒を強めている。

 ブラジルの感染者はこのところ1日2万人前後で急増。検査が追い付いておらず、実際の数はさらに多いとみられる。

 WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏は22日の記者会見で「南米は感染症の新たな中心地となっており、明らかに最も影響を受けているのはブラジルだ」と指摘した。

 ブラジルでは感染拡大防止のため商業施設閉鎖や外出自粛要請などの規制を実施する州や市などの自治体と、経済を優先し規制解除を求める右翼ボルソナロ大統領との対立が続く異常事態が続いている。率先して規制を破るボルソナロ氏に倣う支持者らがおり、効果は上がっていない。

 またボルソナロ氏は、トランプ米大統領が推奨しているが新型コロナ感染症治療への効果が不明な抗マラリア薬解禁に固執。反対していた医師出身の保健相を2人連続で辞任に追いやった。保健相ポストは空席のままで、保健分野の経験がない軍出身のパズエロ暫定保健相により抗マラリア薬は今月20日、初期治療からの使用が解禁された。(共同)

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