小湊鉄道 レア車両搬入で撮り鉄“密状態”に困惑「気持ちは分かるが、こんな時期なんで」

[ 2020年5月21日 10:31 ]

小湊鉄道に搬入される車両
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 千葉県の房総半島中央部を走る小湊鉄道に19日から20日にかけて、JR東日本から購入した車両が搬入され、数多くの鉄道ファンが詰めかけた。

 千葉市の千葉貨物駅で20日未明に行われた車両のつり上げ作業には100人以上の「撮り鉄」が殺到。狭い空き地に三脚や脚立が並べられ密集状態に。さらに、ファン同士のトラブルも発生し警察が出動。外出自粛が求められるなかで、大きな騒ぎとなった。
 今回、小湊鉄道が導入する車両はJR東日本只見線などで使用されていた国鉄型気動車「キハ40系」。すでに製造から約40年が経つが、現在運用している既存の気動車「キハ200形」はまもなく製造後60年に達する車両もあるため、老朽化した一部車両の代替えとして2両を購入したという。
 撮影に訪れていた千葉県在住の男子大学生(19)は、「キハ40系」が只見線で運行されているのを撮りに行ったこともあるといい「好きな車両が地元に来ると聞いて、楽しみにしていました。こんなチャンス2度とないと思います」と笑顔。同じく千葉県の会社員男性(25)は「撮り鉄の間では貴重なネタ(列車)ですが、こんなに撮影者が集まるんですね…」と苦笑いを見せた。
 小湊鉄道の担当者は「雑誌やSNSで車両の回送の予定が出ているので、人が集まってしまうかなとは思いました。ただ、半年以上前から搬入予定は決まっていたので変えることはできなかったんです。気持ちは分かるし、人気があること自体はうれしいのですが…」と複雑な心境を吐露。同鉄道の里見駅長を務め、現在も業務に携わっている酒巻文之さん(79)は「コロナが終わってから、ファンの皆さんに来てもらって賑わったらうれしいです。走り出すのが楽しみですね」と前を向いた。
 小湊鉄道に搬入された「キハ40系」は今後改修が行われたうえで、運行開始時期は未定ながらも、既存の車両と併せて運用されるという。前出の担当者は「塗装も今あるキハ200形とは少し違った感じになると思います。(お披露目を)楽しみに待っていてください」と話した。

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