オンラインキャバクラにフェースシールド接客 新型コロナで夜の街も生き残りへ新様式

[ 2020年5月20日 05:30 ]

オンラインで接客する歌舞伎町のキャバクラ「フォーティーファイブ」のプロデューサーで看板キャストの愛沢えみりさん
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 新型コロナウイルスの新規感染者が減少傾向にある中、全国でクラスターが相次いだ夜の街でも新たな営業スタイルを、業界団体や事業者があの手この手で模索している。

 営業再開を見据えて独自の指針を策定したのは一般社団法人日本水商売協会。その内容はこれまでの“夜遊び”を一変させるものだ。客に加え、容姿が大きな魅力のポイントとなるキャストもマスク着用を「必ずやるべきこと」に定めた。

 「できればやること」のルールには、接触者を減らすために「キャストのチェンジなし」や「マイマドラー使用」など“新たな夜の生活様式”を盛り込んだ。同協会は「最優先は感染症対策。新たなルールとして浸透していけば」と“withコロナ時代”の夜の街を見据えた。

 同協会によると、感染拡大傾向にあった3月上旬に都内では3割から5割ほど売り上げが落ち込んだ。4、5月は収入ゼロの店舗や従業員が多く、悲鳴が上がる。

 こうした窮状を打開するため、新たな試みを始めた店もある。歌舞伎町のキャバクラ「フォーティーファイブ」では店内にいる女性キャストとテレビ会議アプリ「Zoom」、「LINE」を通じてテレビ通話を楽しむ「オンラインキャバクラ」が好評。同店のプロデューサーで看板キャストの愛沢えみりさん(31)によると、客足は実店舗の5分の1、売り上げは10分の1ほどだが「遠方でお店に来ることができない方にも来ていただけたり、女性や同業の方の利用も多い」と手応えは十分。ただ、実際に人と会う醍醐味(だいごみ)はないため「キャバクラに変わることはないと思う。別の業態になっていくかもしれない」と感じている。

 東京・六本木の高級クラブ「ジュリエッタ」でも自前のシステムを導入して6月上旬からバーチャルクラブを展開する予定。実店舗では90分で1人約4万円という超高級店だが、広報担当者によると、30分8000円から検討しており「一流のサービスを気軽に楽しんでほしい」とした。

 歌舞伎町にホストクラブを展開する「group BJ」は13店舗のうち換気が良く、ソーシャルディスタンスを確保できる3店舗を活用し、昼帯に「ほすカフェ」を営業。スタッフがマスク、フェースシールド、手袋を着用して店を切り盛りしている。

 都内の経営者からは営業再開ができても「客足は以前の半分ほどかもしれない」「3密解消は難しい」などと不安の声が上がる。新たな夜の生活様式へ業界の試行錯誤は続く。

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