著名人ら400万以上 #検察庁法改正案に抗議します “不要不急”の審議にツイッターデモ

[ 2020年5月11日 05:30 ]

 安倍政権に近いとされる黒川弘務東京高検検事長(63)の定年問題を念頭に会員制交流サイト(SNS)のツイッター上で9~10日にかけ、検察庁法改正に抗議意思を示す市民や野党議員、著名人のツイートが相次ぎ、400万以上を記録した。

 政府の判断で検察幹部の定年延長を可能にする検察庁法の改正を含む国家公務員法改正案を巡っては、検察の独立性が安倍政権にゆがめられかねないと懸念する声が出ている。

 女優の小泉今日子は、自身が代表を務める制作会社のアカウントで「もう一度言っておきます!#検察庁法改正案に抗議します」などと何度も投稿。ミュージシャンのSUGIZOも「せめてそれらの討論は新型コロナ終息後にするべきではないの?今じゃないでしょう?」などとツイートした。俳優の浅野忠信や作家のメンタリストDaigo、歌手きゃりーぱみゅぱみゅ、「あたしンち」の漫画家けらえいこ氏らも本人とみられる投稿があった。

 検察庁法を含む国家公務員法改正案の委員会審議は8日、与党が強行する形で始まった。野党側は、今年1月に黒川東京高検検事長の定年が現行法の解釈変更で半年間延長された問題を巡り、森雅子法相の8日の審議への出席を要求。だが自民党が拒否したため、立憲民主党などの統一会派と共産党が委員会を欠席していた。政府与党は、今週中の衆院通過を目指している。

 黒川氏は安倍政権との関係が近いとみられ、菅義偉官房長官から絶大な信頼を得ているとされる。定年延長によって、検察トップの検事総長に就ける道が残されたとして「安倍政権の守護神を残すためではないか」などと批判が噴出していた。

 今回の投稿では「不要不急の審議なのか」「安倍政治の横暴だ」「三権分立が壊される」などの意見が続出。立憲民主党の枝野幸男代表は、新型コロナウイルス対応に集中すべき時に審議を強行しようとしているとし「火事場泥棒そのものだ」と安倍政権を批判していた。

 ▼黒川問題 今年2月7日に退官予定だった黒川弘務東京高検検事長の定年の半年間延長が1月31日の閣議で決定された問題。検察庁法では検事総長以外の検察官の定年は63歳に達した時と規定。だが政府は、国家公務員法の解釈を変更し定年延長を決定。延長が検事総長人事と関係があるとの見方もあり、政権による人事への恣意(しい)的介入により、司法の独立が揺らぐ可能性の指摘がある。

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