コロナ対策給付金が「本末転倒」…10万円手続きで“3密”発生、自治体窓口に相談殺到

[ 2020年5月9日 05:30 ]

 新型コロナウイルスの緊急対策として国民1人当たり現金10万円を配る「特別定額給付金」について高市早苗総務相は8日、支給を始めた自治体が84市区町村だと明らかにした。オンライン申請は、7日までに全国で51万件を超えた。

 特別定額給付金の申請方法はオンラインと郵送の2通り。オンライン申請にはマイナンバーカードが必要で、各自治体の窓口には「暗証番号を忘れた」「カードをなくした」などの相談が殺到。“3密”が発生して問題になっている。

 東京都品川区役所には7日、200人以上が訪れた。担当者によると「待ち時間8時間以上」の状況が発生。8日も早朝から約130人が列をつくり、午前9時の開庁と同時に受け付けを終了した。

 集まった人からは「“密”を避けるはずのオンラインなのに本末転倒」との声も上がった。

 実はオンライン申請は、マイナンバーカードを所持しているだけではできない。事前にカードに「署名用電子証明書」の機能を付け加え、それが有効期限内(申請から5回目の誕生日まで)である必要がある。暗証番号も覚えていなければ使えない。スマートフォンの手続きも、対応機種でなければ行えない。給付金の受け取りを待つ時間的余裕がある人には、郵送申請がお薦め。今月下旬にも各戸に送られて来る申請書を郵送すればいい。

 オンライン申請は、マイナンバーカードが使える状態の人にとっては速やかに支給される自治体もあるが、そうでない人にとっては、思わぬ時間を要することがある。カードの発行申請から始めると1カ月はかかる。

 8日には、暗証番号の変更を巡って各地の窓口からアクセスが集中したため手続きが滞るトラブルも発生。都内の区役所の担当者は「必ずしもオンラインが早いとは言えない。3密状態が発生することもあり、給付を待てる人は郵送を活用していただきたい」と話した。

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