アベノマスク、新調達先“第5の会社”に議場騒然…切り花輸入業者、なぜ選ばれた?

[ 2020年4月29日 05:30 ]

千葉県富里市の「シマトレーディング」社屋。"妊婦用アベノマスク"の5社目と判明した
Photo By スポニチ

 加藤勝信厚生労働相は28日、衆院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染防止策として妊婦に配る布マスクの調達先として新たに“5社目”として福島市に本社を置く「シマトレーディング」の名前を挙げ、議場が騒然となる一幕があった。

 27日にやっと明らかになった4社目の「ユースビオ」(福島市)について、立憲民主党の大串博志衆院議員が3月時点での定款の目的に“マスクの輸出入”がないことを指摘。加藤氏は「ユースビオはもう一つの会社と一緒くたの契約。輸出入に関してはその会社が担っている」と答弁。

 長らく謎だった4社目に続き“5社目”が飛び出したことで議場はざわついた。大串氏が会社名を問うと、棚橋泰文予算委員長が「この件、質問通告は?」と制止。野党議員から一斉に「初めて聞いたんだよ!」などとヤジも飛んだ。

 加藤氏は「シマトレーディング」と社名を明かし「ユースビオはマスクにおける布の調達、納品時期等の調整。シマトレーディングは輸出入の担当をされていた」と答弁。27日に「ユースビオ」の名前が公表されたばかりで、齟齬(そご)を問われると「グループでありますから代表的にユースビオであると申し上げている」と説明した。

 「シマトレーディング」は登記上の本社は福島市だが現在人影はなく廃虚と化している。実質的な拠点は千葉県富里市にあり、主に切り花、切り葉の輸入を行っている。1980年設立で、同社の島正行社長(72)は「ユースビオ」の樋山茂社長の親戚に当たる。今回のマスクはベトナムから輸入したものだが、島氏は「3月にユースビオから話があった。ベトナムの会社を紹介したのは私。一緒に仕事をしたのは今回初めて」と話した。

 加藤氏の説明によると、この2社は、経産省経産局が広く行っている調達要請に呼応。品質などの検品をクリアした後の3月16日に5億2000万円の緊急随意契約を結んだという。大串氏はこの契約の経緯に関し「誰かのお友達だったのではないか」と追及。加藤氏は「実績のある会社だけではマスクは入手できない。早く調達できるところを積極的に取りにいく。これが今の我々の姿勢」と反論したが、なぜこの会社が選ばれたのかは説得力を欠く。大串氏は「納得のいく回答が得られなかった。なぜその会社なのか追及していきたい」と語った。

続きを表示

「ジャニーズ」特集記事

「AKB48」特集記事

2020年4月29日のニュース