慶応大病院クラスター発生、研修医40人が懇親会…18人陽性、99人自宅待機

[ 2020年4月8日 05:30 ]

研修医18人の感染が判明した慶応大病院(画像は一部加工)
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 慶応大病院(東京都新宿区)は7日までに、院内で初期研修医の新型コロナウイルス集団感染が起き、これまでに18人の陽性を確認したと発表した。研修医は約40人で飲食を共にしていたという。

 発表によると、3月31日に同病院での初期研修を終えた医師の感染が確認されたため、接触していた可能性が高い研修医99人を自宅待機とし、ウイルス検査を実施。6日までに18人の陽性が判明した。

 病院では医師らに会食しないよう繰り返し周知。例年実施する研修医の修了式後の懇親会も取りやめるよう注意喚起したが、約40人の研修医が集まって懇親会を行っていた。開催したのは3月26日。東京都の小池百合子知事が「感染爆発の重大局面」と強い言葉で不要不急の外出自粛を呼び掛けた翌日だった。間が悪いだけでなく、感染リスクの高い「3密」を伴う軽率な行動にあきれる声が広がっている。

 病院によると、懇親会後、感染者が確認される31日までの間、研修医は診療に従事していた。参加しなかった人の感染も確認されており、さらに接触者の調査を進める。

 研修医には同大医学部卒以外や関連病院勤務者も含まれている。4月1日から全国30~40カ所ほどで後期研修に臨む予定だったが、こちらも計画の見直しを迫られた。

 北川雄光病院長は「患者を守るべき医療者として許されない行為であり、医師としての自覚が欠如していたと言わざるを得ない。深くおわび申し上げる」と謝罪のコメントを出した。病院は懇親会について「会や店の詳細等については公表を控える。行政には適切に報告している」とした。

 慶応大病院は3月26日、集団感染が起きた永寿総合病院(台東区)から転院してきた1人と、転院後に同室だった3人の入院患者計4人の感染を発表していた。

 ▼慶応大病院 1920年(大9)に開院。初代病院長は北里柴三郎。今年が節目の100年となる。研修医を含めて約900人の臨床系医師がいる。松田聖子の夫は歯科・口腔(こうくう)外科の非常勤講師。一日平均の外来患者数は約3000人、一日の入院患者数は約800人。石原裕次郎さん、夏目雅子さん、田中角栄元首相ら芸能人や政治家の入院事例も多い。

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