千葉で障がい者福祉施設の利用者ら58人が感染  森田健作知事「大変重大な事態」

[ 2020年3月29日 05:30 ]

千葉県の森田健作知事
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 千葉県は28日、同県東庄町の障がい者福祉施設「北総育成園」で、入所者26人と職員32人、計58人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。東京都では、新たに発表された63人のうち29人が、感染者が多発している永寿総合病院(台東区)と関連があった。同病院での感染は計69人となり、50代男性が死亡したことも明らかになった。

 首都圏では、クラスター(感染者の集団)の形成や連鎖による拡大が懸念される。

 千葉県や千葉市によると、28日に県内では感染者の1人が死亡、同園のほかに4人の陽性が判明した。森田健作知事は記者会見で「大変重大な事態だ」と述べた。

 県によると、北総育成園では27日、勤務する40代女性の感染が確認されたため、入所者と職員を検査し、さらに57人の陽性が判明した。陽性となった人のうち、入所者には全員発熱などの症状があったが、職員32人のうち26人には症状がなかった。重症者はいない。29日以降、症状がない入所者ら約50人も検査を行う。

 施設の設置主体の船橋市によると、北総育成園は1974年に開設された知的障がい者向けの入所型支援施設。社会福祉法人さざんか会が管理運営している。定員75人。農耕や園芸、工芸品作製などの活動を行っている。

 園のホームページなどによると、職員は入所者の移動や排せつの介助などを行うこともあり、東京都の小池百合子知事が避けるよう呼び掛けた「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の“3つの密”がそろっていた可能性がある。船橋市の担当者は、マスクを嫌がって取る人もいて、症状を説明するのが難しい入所者もいたのではないかと説明した。

 政府の対策専門家会議副座長で、地域医療機能推進機構の尾身茂理事長は「障がい者施設や高齢者施設は人が密集しがちで感染が広がりやすいため、ウイルスを持ち込まないよう、より注意が必要だ。過去にはこうした施設で、職員が施設外で感染したケースもある」と警戒を呼び掛けた。

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