新型コロナ感染50万人超す 終息気配全く見えず 欧州から米国へ局面転換

[ 2020年3月27日 09:04 ]

新型コロナウイルスの感染拡大で車の数が減っている米ニューヨークの中心部(AP)
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 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が26日、世界全体で50万人を超えた。24日に40万人に達したばかりで、20日の25万人から1週間足らずで倍増。感染拡大の勢いは衰えず、終息する気配は全く見えない状態が続いている。死者は25日に2万人を超え、26日時点で2万3千人を上回っている。

 3月は欧州で感染拡大が続いてきたが、下旬からは米国での感染者が急増。最初に感染が確認された中国、欧州で最も被害が大きいイタリアに続き、米国の感染者は26日に8万人台に達し、世界的流行は新たな局面を迎えている。

 世界保健機関(WHO)の26日付状況報告によると、感染者の54%、死者の67%は欧州地域事務所管内(旧ソ連諸国を含む)に集中しており、3月に入り「パンデミック(世界的大流行)の中心地」(テドロスWHO事務局長)となったことを如実に反映している。

 同報告によると、前日からの新規感染者についても、欧州は世界全体の61%と多いが、単独で24%に上っているのが米国で、ここ数日は1日当たり1万人前後の増加が続いている。3億6600万人の人口を抱える米国での感染拡大防止策が効果を上げるか否かが、今後の世界的流行の情勢を左右することになる。

 21世紀に入ってからのコロナウイルスによる新たな感染症では、重症急性呼吸器症候群(SARS)が感染者約8千人で死者約800人、中東呼吸器症候群(MERS)が感染者約2500人で死者約860人の被害が出ている。これらと比べても、今回の新型コロナウイルス感染症は、桁違いの規模で世界的に大流行している。(共同)

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