小池都知事「オーバーシュートの懸念 3つの“密”を避けて」 今週末の外出自粛要請

[ 2020年3月26日 05:30 ]

新型コロナウイルスの感染に関し、記者会見する東京都の小池百合子知事
Photo By 共同

 東京都は25日、新たに41人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと明らかにした。都内で1日に確認された感染者数としては最多だった24日の17人の2倍以上。全都道府県の1日の発表人数としても最多で、都の合計は212人となった。

 小池百合子都知事はこの日夜、緊急会見し、今週末は不要不急の外出自粛を要請。平日はできるだけ自宅で仕事を行い、夜間も外出を控えるよう求めた。「3つの“密”を避けて」と呼び掛け、換気の悪い「密閉空間」と、多くが集まる「密集場所」、間近で会話などをする「密接場面」への注意を促した。

 都ではタレント志村けん(70)ら感染経路不明の患者や、海外からの帰国者らにより、オーバーシュート(爆発的な感染拡大)が起きる懸念が高まっている。小池知事は23日に示唆した「ロックダウン(都市封鎖)」について、今すぐ実施する状況にないとの認識を示し、判断基準を「有識者などの助言をもらいながら、ある程度は政治的判断も必要になる」と説明した。

 都は今月半ばまで、北海道や愛知県、大阪府に比べれば感染を抑えてきたが、その後は1日10人以上の患者が報告される日が増加。18日に111人だった感染者は1週間でほぼ倍増。18~24日の感染判明者69人の内訳は「経路不明」が33人と最も多く、次いで「海外渡航歴あり」が19人、感染者と濃厚接触するなどした「接触歴あり」が17人だった。

 厚生労働省のクラスター(感染者の集団)対策班は21日、現状の対策では都内で4月8日までに患者が計530人増える可能性があるとの推計を提示。クラスターの形成や連鎖、大規模なメガクラスターが発生する可能性を指摘し、「1~2月とは全く異なる流行の第2波に入った」と警戒強化を求めていた。

 事態を重く見た小池知事は、23日に会見して「今後の3週間がオーバーシュートの分かれ道」と都民に協力を要請していた。この日の会見でも「感染爆発の重大局面。この認識を共有したい」と差し迫った表情で訴えた。

続きを表示

「志村けん」特集記事

「薬物問題」特集記事

2020年3月26日のニュース