東京、週末の外出自粛要請 小池知事「感染爆発防ぐ重大局面」、1日に41人感染確認

[ 2020年3月25日 20:19 ]

新型コロナウイルス感染に関し、記者会見する東京都の小池百合子知事=25日午後、東京都庁
Photo By 共同

 東京都の小池百合子知事は25日夜、都庁で緊急記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、今週末は不要不急の外出を避けるよう要請した。平日はできるだけ自宅で仕事を行い、夜間も外出を控えるよう求めた。同日新たに41人の感染者が確認されたことを受けた措置。「オーバーシュート(爆発的患者急増)を防ぐ重大局面」と強調し、危機意識を持つよう呼び掛けた。東京での外出自粛要請は初めて。

 共同通信の集計では、41人は都道府県による1日の発表人数としてもこれまでで最多。うち10人以上は経路が不明で、海外渡航歴があるのは5人。11人は、既に感染者が判明していた永寿総合病院(台東区)の関係者で、都の合計は212人となった。

 小池氏は都内のロックダウン(都市封鎖)を今すぐに実施する状況ではないとの認識を示し、判断基準を「有識者などの助言をもらいながら、ある程度は政治的判断も必要になる」と説明した。

 また、都内は首都圏を中心とした他の自治体間で通勤や通学などの往来が多いため「近隣県の知事と連携を取るためにテレビ会議などを検討している」とした。

 都は23日にイベントの自粛継続などを表明。小池氏は4月12日を期限としていたが、解除は「推移を見ながら判断する」とし、悪化していると判断すれば一層の措置を取る可能性も示唆した。

 また、今週末に都内で予定されていた格闘技K―1のイベントは、主催者に対する都の要請で、無観客で実施されることになったと明らかにした。

 都内では暖かく桜の開花が進んだ20日からの3連休に花見の名所や、新宿や渋谷などの繁華街に多くの人出が見られた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡っては、北海道の鈴木直道知事が2月に「緊急事態宣言」を出し、週末の外出自粛を要請。大阪府と兵庫県も相互の不要不急の往来自粛を求めていた。

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