宮城まり子さん死去、93歳…養護施設「ねむの木学園」設立 歌手、舞台でも活躍

[ 2020年3月24日 05:30 ]

 肢体の不自由な子供たちの養護施設「ねむの木学園」を設立して園長を務め、「ガード下の靴みがき」などのヒット曲で知られる歌手で俳優の宮城まり子(みやぎ・まりこ、本名本目真理子=ほんめ・まりこ)さんが21日午前6時55分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。93歳。東京都出身。27日に関係者のみで学園葬を営む。

 戦後、劇場などで本格的に歌い始め、1950年代に、靴磨きをして生きる戦災孤児を歌った「ガード下の靴みがき」をはじめ、「毒消しゃいらんかね」「東京やんちゃ娘」などがヒットした。テレビドラマ「てんてん娘」や市川崑監督の映画「黒い十人の女」などに出演し、60年代後半からは舞台で活躍した。障がい児が学校に行けない状況を憂い、68年に私財を投じて静岡県浜岡町(現御前崎市)に「ねむの木学園」を設立し、園長に就任した。97年に同県掛川市に施設を移し、美術館や成人向けの身体障がい者療護施設なども併設した「ねむの木村」を開設。長年にわたって教育や福祉活動に尽力した。

 94年に亡くなった作家の故・吉行淳之介さんは私生活で長年のパートナーだった。上皇ご夫妻とも親交があり、ご夫妻は2018年11月にねむの木学園を訪れるなどしていた。

 ≪上皇ご夫妻弔意≫宮城さんの死去を受け、親交が深かった上皇ご夫妻が宮内庁上皇職を通じ、養護施設「ねむの木学園」に弔意を伝えられたことが23日、同庁関係者への取材で分かった。皇太子時代から宮城さんと交流があり、学園を訪問したり、上皇后美智子さまは園生が描いた絵画などの作品展にも足を運んだりした。

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