小池都知事 新型コロナ感染拡大なら“首都封鎖”も「命守るため協力を」

[ 2020年3月24日 05:30 ]

 東京都の小池百合子知事は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、爆発的拡大が認められれば、東京都を封鎖する「ロックダウン(都市封鎖)」に踏み切る可能性に言及した。「事態の推移によっては、ロックダウンなど強力な措置を取らざるを得ない」とし、大型イベントの自粛など都民の協力を改めて呼び掛けた。

 対策会議後に会見し、大規模イベントの自粛を4月12日まで続けることに関して「強くお願いしたい」と要請。今後の3週間について「オーバーシュート(爆発的患者急増)の分かれ道。命を守るための協力をお願いしたい」と厳しい表現で危機感を訴えた。

 背景にあるのは、自粛が長く続く日常への飽きや、気の緩みへの警戒だ。感染者が爆発的に増加した欧米各国に比べれば緩やかだが、都の感染者も着実に増加中。23日はこれまでで最多となる16人が確認された。

 小池氏が計13回に上る都の対策会議後に初めて記者会見したのも「もう一度気を引き締める意味がある」と都の関係者は解説する。

 21日に厚生労働省のクラスター対策班が都へ示した分析結果は厳しい内容だった。現状の対策が続けば、都内では4月8日までに患者が計530人増える可能性があると説明。感染が世界中に拡大し、各地の「ロックダウン」に伴って在留邦人を中心に各地の感染者が入国する懸念があるとした。

 実際に都内では最近、欧州を中心とした海外からの帰国者による感染が増加中。クラスター班の分析では、1~2週間以内にこうした帰国者を起点とするクラスター(感染者の集団)の形成や連鎖、さらに大規模なメガクラスターの発生を懸念。こうした場合には「より強力な隔離策を取る以外に選択肢がなくなる」と警告した。

 また、小池氏は軽症者が多く検出が難しい若年層に対し、とりわけ強いメッセージを発した。「若者が無自覚で感染を拡大させるのを防がなければならない」と述べ、多数が密集する密閉空間を避けるよう要請した。

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