“一斉休校”安倍首相の独断だった 「身内」からも戸惑いの声「唐突感否めない」

[ 2020年2月29日 05:30 ]

 安倍首相の一斉休校要請に「身内」からも戸惑いの声が上がった。自民党の岸田文雄政調会長は28日、党本部で記者団に「社会全体にとって唐突感は否めない」と述べた。永田町関係者によると、菅義偉官房長官ら関係閣僚とも十分な調整が行われないまま、首相の独断で表明されたという。

 萩生田光一文部科学相は28日の会見で「全て答えを用意してからスタートした方が、混乱を避けることができるのではという思いもあった」と述べ、休校要請が事実上の見切り発車だったと認めた。

 また、政府に助言する立場の専門家会議の複数のメンバーも「事前に相談や議論はなかった」と明らかにした。メンバーの一人は「事前に意見を聞かれたことはなく、大変戸惑っている」と、専門家会議軽視に不満をにじませた。政界関係者は「後手後手の対策で内閣支持率が下落していることを受け、首相はイチかバチかの賭けに出たのだろう」との見方を示した。

 首相は政府対応を自ら国民に説明する必要があるとして、29日夕に記者会見する。

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