新型コロナ、10歳未満の日本人初感染 北海道の小学生兄弟、埼玉県の未就学男児も

[ 2020年2月22日 05:30 ]

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が拡大する中、北海道の10歳未満と10代の兄弟が感染していたことが21日、明らかになった。埼玉県の未就学男児が感染したことも判明した。国内で10歳未満の子供の感染発覚は初めて。

 道によると、感染した兄弟は中富良野町在住で、共に町立中富良野小に通学。15日に弟が、兄は18日にそれぞれ37・7度の熱を出した。いずれも19日に医療機関に入院し、21日に陽性と判明したが、回復傾向にある。2人は直近の海外渡航歴がなく、道は行動歴や濃厚接触者を調査する。

 同小は午後の授業を中止し、約200人を緊急下校させた。文部科学省は道教育委員会を通じて休校などの措置を要請。子供への感染拡大の可能性を見据え、学校や保育現場での防止策が課題となる。文科省は21日、同小について、休校や学級閉鎖などの臨時休業措置を取ることが望ましいとの見解を道教委に伝えた。道教委などは、連休明けの25日以降の授業再開について協議し、判断する。

 埼玉県の未就学児は、既に感染が確認された40代の父親と中国・武漢市から政府のチャーター機で1月30日に帰国。重症化はしていない。父親から感染した可能性があり、入院して経過観察する。

 新型ウイルスは子供の患者が少なく重症化しにくい傾向があるが、学校は呼吸器系の病気を持つ児童らも一緒に生活する場で気は抜けない。近畿大の吉田耕一郎教授(感染症学)は「人が集まるイベントの中止が続いているが、学校は毎日そんな集会を開いているような環境」と注意を促した。

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