新型肺炎 70代タクシー運転手は屋形船従業員から感染?業界衝撃「対策は限界」

[ 2020年2月15日 05:30 ]

新型コロナウイルス

観光案内所のマスク着用などを促す張り紙=14日午後、和歌山県湯浅町
Photo By 共同

 13日に感染が確認された都内の70代タクシー運転手が、屋形船従業員から感染した可能性があることが14日、分かった。運転手は1月18日に都内の屋形船で実施された、タクシー組合の新年会に妻と参加した。この屋形船で働く70代男性アルバイト従業員が感染していることが14日に判明。新年会当日にも勤務していた。1月15日か16日のいずれかに、屋形船で中国・武漢からの旅行者を接客していた。屋形船には別の運転手や家族、屋形船の従業員ら約100人が乗船していた。

 新年会に参加していないタクシー組合の従事者の50代女性が検査で陽性だったことも分かった。運転手とは23区内の組合事務所で、事務作業や会計処理の際に接触があった。

 また沖縄県では60代の女性タクシー運転手の感染が判明。県によると、運転手はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が1日に那覇に寄港した際、乗船者と接触した可能性が高いという。

 《客や場所を選べない》都内のタクシー運転手の感染が判明してから一夜明け、業界には衝撃が広がった。東京駅で乗客を待っていた個人タクシーの男性運転手(58)は「(日本人で初めて感染が確認された)バスの運転手が発症した時点で覚悟はしていた。バスよりさらに狭い空間なので濃厚接触の不安はつきまとう」と心配そう。

 23区を中心に走るタクシー会社勤務の40代男性は「会社から注意を促すメールが乗務員に届いた」と説明。マスクをつけて、乗客の降車後には携帯型のアルコール消毒スプレーを毎回車内に吹きかけるなど対策しているが「お客さんや乗せる場所を我々は選ぶことができない。乗車拒否もできないので、感染リスクをゼロにすることは困難。乗務員側の対策は限界に来ている」と話した。

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