さかなクン 国会でハコフグ帽 特例認められ「ありがとうギョざいます」

[ 2020年2月13日 05:30 ]

イラストを交えて説明するさかなクン
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 東京海洋大客員教授でタレントのさかなクン(44)が12日、参議院国際経済・外交に関する調査会に参考人として、トレードマークのハコフグ帽姿で出席した。国会では「品位や礼節を欠く」と帽子の着用が基本的には原則禁じられているが、特例で認められた。「大変貴重なギョ(ご)機会を頂戴して、ありがとうギョざいます」などと、らしさ全開で意見陳述した。

 おなじみのカラフルな帽子をかぶったさかなクンは、海洋プラスチックごみ問題などについて熱弁。魚を描いた自作イラストを使いながら「持続可能な社会を考えるため、外に出て、ギョカン(五感)で学んで」と語った。

 国会審議では、帽子の着用が原則として禁止。参議院規則第209条は「議場又は委員会議室に入る者は、帽子、外とう、襟巻、傘、つえの類を着用し又は携帯してはならない」などと定めている。

 今回の措置について、参議院事務局によると、さかなクン側から「通常の服装で出席してよいでしょうか」と要望があったという。これを受けて今月5日、調査会の前に行われた同委員会の理事会で、自民党の鶴保庸介会長が「さかなクンの帽子は、国会規則でいう品位、礼節を欠いたものにはならないと思う。着用を認めてもよいか」と提案したところ、各会派とも賛成。特例で認められた。

 広報課によると2016年5月の参院厚生労働委員会で、日本ALS協会に所属する筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者が「部屋の電灯がまぶしい」との理由で帽子を着用した例もある。

 衆議院では1991年、社会党(当時)の長谷百合子議員がトレードマークとしていたベレー帽をかぶって本会議場に出席。許可は得ておらず、その後は脱帽して出席した。

 バラエティー番組でも人気のさかなクンだが、東京海洋大学で教べんを執る異色の研究者だ。昨年9月には秋田市で開かれた「全国豊かな海づくり大会」に出席。同席された天皇、皇后両陛下から「やはり今日も頭に(ハコフグ帽を)召していらっしゃるんですね」と声を掛けられた。

 さかなクンは調査会終了後、報道陣に緊張の度合いを聞かれ「普段のギョ百(500)倍。ギョギョギョって緊張してしまった」と振り返った。帽子着用を認められたことに「魚の世界と同じで、人の世界にも多様性がある。中でも私は特殊な部類。お認めいただき本当にありがたい」と笑顔を見せた。

 ≪10年にクニマス発見 天皇陛下が功績称える≫さかなクンは2010年、絶滅したとみられていたクニマスの発見に貢献。当時の天皇陛下(現上皇さま)が77歳の誕生日の記者会見でその業績に触れ「さかなクンはじめ、多くの人々が関わり、協力したことをうれしく思います」と述べられた。この時「感慨無量。幸せな気持ちでいっぱい」と喜び、話題となった。

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