なぜ…女子高生誘拐で姉ら3人逮捕、レンタカーで連れ去る 大阪で保護

[ 2020年1月17日 05:30 ]

 奈良県警高田署は16日、9日から行方不明となっていた県内の高校に通う1年の女子生徒(16)が、大阪府東大阪市の住宅で保護されたと発表した。ケガはなかった。県警は16日、生徒を誘拐したとして未成年者誘拐の疑いで、姉ら男女3人を逮捕した。

 3人はアルバイト店員林徹容疑者(30)=和歌山市、無職石川恋容疑者(24)=大阪府東大阪市、生徒の姉の無職児玉衣里容疑者(21)=同。いずれも容疑を認めており、県警は動機を調べる。

 逮捕容疑は9日午前9時45分ごろから午前10時10分ごろまでの間、奈良県葛城市の駐車場付近で、レンタカーに乗せて連れ去った疑い。

 林容疑者から16日に「生徒を保護している。捜しているのをインターネットで知った」と通報があり、生徒は石川、児玉両容疑者の住宅で保護された。

 県警は10日、この住宅を訪問。家にいた林、石川両容疑者は生徒について「来ていない」と答えていた。不在だった児玉容疑者は同日、奈良県警に電話し「どこにいるか分からない」と説明していた。林、石川容疑者は生徒と以前から面識があった。生徒は「今の生活が嫌だった」との趣旨の話をしているという。

 生徒は9日、同県葛城市にある病院を受診。付き添いの友人に「自分の幸せは自分で見つける」といった趣旨の手紙を渡し、直後に「トイレに行く」と告げて院内から姿を消していた。

 嵩原安三郎弁護士は、血縁者を巡る未成年者誘拐について「子供を巡って親権者でない方が連れ出して誘拐されるケースはよくある。ただ、きょうだいが未成年者誘拐で逮捕されるのは非常に珍しい」と指摘。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は児玉容疑者の逮捕について「共犯者がいる中で1人だけ逮捕されなければ証拠隠滅をする恐れがあったからではないか」と分析した。

 《相次ぐ未成年誘拐》未成年誘拐事件が続いており、昨年10月には、さいたま市の女子中学生を誘拐した疑いで、埼玉県本庄市の不動産業、阪上裕明容疑者(37)が逮捕された。中学生はSNSに家出を希望していると投稿していた。また同11月、大阪市で行方不明になっていた小学6年の女児を誘拐したとして、栃木県小山市の職業不詳、伊藤仁士容疑者(35)が逮捕された。伊藤容疑者は「半年ほど前に来た女の子の話し相手になってほしい」と女児にSNSでメッセージを送り、女児の自宅近くで待ち合わせをして栃木まで連れていった。

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