ウクライナ航空機の墜落はミサイル命中が原因 米国など各国首脳が明言

[ 2020年1月10日 11:54 ]

 イランの首都テヘランの国際空港を離陸したウクライナ旅客機の墜落事故について、ウクライナ安全保障委員会のダニロフ委員長は9日、「ミサイル命中は考えられる墜落原因のひとつ」と明言。AP通信によれば、2007年にイランに配備されたロシア製の地対空ミサイルシステム(トーラス)が稼働した可能性に言及し、ゼレンスキー大統領は「我々は真実が明らかになるまで、事故原因を究明する」ときびしい姿勢を示した。

 ウクライナでは2014年、マレーシア航空機が同国東部から発射されたロシア製のミサイルで撃墜されており、ここ6年で2度目の撃墜事故。すでに調査団がテヘランに到着し、現場での調査についてはイラン側の許可を待っていると伝えられている。

 乗客乗員180人を乗せたウクライナ国際航空のボーイング737―800型機は8日午前6時12分、予定より1時間遅れてテヘラン空港から西に向かって離陸。しかしその30分後、高度8000フィート(約2438メートル)に達したところで機体が炎に包まれているところを、さらにその上空を通過した別の航空機のパイロットが目撃している。

 イラクの米軍駐留基地にミサイル攻撃を行ったばかりのイラン側はミサイル命中に関して「イランに敵対する国による間違った情報と噂だ」と全面否定。しかし米トランプ大統領は「誰かが過ちを犯した可能性があるがイランが誤って撃墜したとの見方を強めている。これは米軍や情報機関が収集しているデータの解析に基づいている」と語り、カナダのトルドー首相や英国のジョンソン首相は「意図的ではなかった可能性もある」としながらも、ミサイルに撃墜されたという事実については「ほぼ間違いない」という肯定的な見解を示した。

 ニュース専門局の米CNNが入手した映像では、8日の早朝、テヘラン上空に向けて発射されたミサイルが、空中で何かに命中する様子が映っており、ウクライナの旅客機が墜落したのはこれとほぼ同じ時刻。周囲の背景から墜落現場に近いとも伝えられている。

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