“わがまま”ヘンリー王子、王室“離脱” 事前相談なし…エリザベス女王激怒

[ 2020年1月10日 05:30 ]

英ロンドンのバッキンガム宮殿での(左から)エリザベス女王、メーガン妃、ヘンリー王子=2018年7月10日(AP=共同)
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 エリザベス英女王(93)の孫ヘンリー王子(35)が8日、王室の主要公務を担う「高位王族」から退き、財政的な独立を目指し王室と距離を置く意向を表明した。王子はチャールズ皇太子(71)と故ダイアナ元妃の次男で、王位継承順位は6位。

 王子は妻メーガン妃(38)と「インスタグラム」に声明を出し、英国と北米の双方で暮らし「(人生の)次の章」に集中するとの考えを示した。一方で「女王を全面的に支援していく」としている。具体的にはカナダと英国を行き来し、グッズ販売などで収入を得ることを想定しているとみられる。

 英主要メディアによると、女王ら王族は事前に相談を受けていなかったとみられ「女王は激怒している」との報道もある。王室は「王子夫妻との話し合いは始まったばかり。問題は複雑で、対処するには時間がかかる」との声明を出した。

 王子夫妻は18年5月に結婚。メーガン妃はアフリカ系の血を引く米国人女優で離婚歴もあり、英王族の相手としては異例ずくめだった。19年5月には長男アーチーちゃんが誕生。取材攻勢が激化し、一部メディアと対立していた。今回の決断への一因ともみられている。

 一方で、昨年から王子夫妻が王室内で浮いているような報道もあった。夫妻は昨年12月に行われた王室恒例のクリスマス礼拝を欠席。カナダで休暇を過ごした。さらに、女王が国民に向けたクリスマスメッセージ動画では、机上の家族写真にヘンリー王子一家のものがなく波紋を呼んでいた。ドキュメンタリー番組では兄ウィリアム王子(37)と確執があることも明かしている。

 夫妻は声明で「進歩的な新たな役割」を模索するとしたが、BBC放送は「新たな役割とは何か。どこに住み、誰が費用を負担し、残りの王族との関係はどうするのか。疑問が多い」と指摘している。

 《年間3億円、ばく大な遺産も》ヘンリー王子の収入は、国の予算から支払われている年間216万ポンド(約3億円)のほか、チャールズ皇太子から支払われるお金がある。英王室は公領を持っており、BBCによるとチャールズ皇太子の昨年の公領収入は2160万ポンド(約30億円)。そこから、2人の王子一家の生活費などが出されている。また、ヘンリー王子は母のダイアナ元妃の遺産1000万ポンド(約14億円)と、02年に亡くなった曽祖母にあたるエリザベス女王の母・エリザベス皇太后の遺産も1400万ポンド(約20億円)以上受け取っているとされている。
 欧米メディアは、公務からは離れるが、王室ブランドを使ってグッズ販売などで収入を得ることには「いいとこ取りでは」との疑問の声も上げている。

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