×

五輪開催期間中の廃炉作業一時中断も 東電“不安解消”へ検討

[ 2020年1月6日 05:30 ]

 東京電力の福島復興本社が、今年の東京五輪・パラリンピックの開催期間中、現在進めている福島第1、第2原発の廃炉作業を一時的に中断することを検討していることが分かった。復興本社の青柳英明副代表が「五輪期間中に不安を生じさせないような取り組みはしたい。作業をいったん止めるとか…。そういう作業を後に回すという機会をつくる必要はあるかなと思っている。いろいろなリスクを少しでも小さくしたい」と話した。

 特に福島第1原発では1号機、2号機、3号機とも溶け落ちた燃料デブリを取り出す方法すらいまだ手探り状態。デブリの調査と並行しながら1~3号機の使用済み燃料の取り出し作業も進めなければならない。場合によっては危険を伴う作業も出てくるため、極力リスクを避ける考えだ。

続きを表示

2020年1月6日のニュース