ゴーン被告の荷物 関空でX線検査せず プライベートジェット機専用施設の検査態勢甘く

[ 2020年1月6日 05:30 ]

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件で、被告が出国に使った可能性があるプライベートジェット機に持ち込まれた荷物が、関西空港でエックス線検査を受けていなかったことが5日、分かった。

 関空関係者は「利用者の多くは搭乗実績が豊富なため保安チェックは甘くなる」と荷物のエックス線検査はしないケースが大半だと指摘。手薄な検査態勢の隙を狙った可能性がある。

 また、レバノン政府が昨年10月、被告の引き渡しを求める案を検討し、非公式に日本側に伝えていたことも分かった。昨年10月の天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に出席するレバノンの閣僚らがゴーン被告の送還を直接要請する案を日本側に伝達。来日は実現せず、レバノン政府も逃亡への関与は否定している。

 なお、東京地検は5日、都内の弁護士事務所で保管されていたゴーン被告のパスポート3通を差し押さえた。

 《森法相、手続き厳格化を指示》ゴーン被告の逃亡事件を受け森雅子法相は5日、出入国在留管理庁に対し出国手続きを一層厳格化するよう指示。「保釈中の逃亡が正当化される余地はない。誠に遺憾だ」とのコメントを出した。東京地検の斎藤隆博次席検事も「迅速かつ適正な捜査で逃亡の経緯を明らかにし、適切に対処する」との談話を発表した。

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