保証金15億円取られても…ゴーン被告、楽器箱に隠れ!?逃亡「今レバノンにいる」

[ 2020年1月1日 05:30 ]

 金融商品取引法違反などの罪で起訴された前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が31日、米国の代理人を通じて声明を発表し「私は今レバノンにいる」と明らかにした。海外渡航禁止の条件で保釈されており無断出国、逃亡した。

 関係者によると、出入国在留管理庁のデータベースなどに出国記録はない。三重国籍から3つのパスポートも弁護人に預けることが保釈条件だった。

 どうやって出国管理の網の目をかいくぐったのか。レバノンの主要テレビ局MTV(電子版)によると、民間警備会社のような支援グループが“暗躍”。クリスマスディナーの音楽隊に成り済まして同被告の日本国内の滞在先に入り、楽器箱に隠して連れ出したという。その後、地方空港から出国し、トルコ経由でレバノンに入国。その際はフランスのパスポートを所持していたと伝えた。楽器箱はコントラバス用のケースとの情報もある。これが事実なら、19年3月の「変装保釈」もかすむ仰天脱出劇。フランス紙ルモンド電子版は、出国を計画したのは妻キャロルさんと報じた。キャロルさんはトルコと関係が深い親族とともに、ゴーン被告の日本からの脱出を計画したとみられる。

 国土交通省関西空港事務所によると、29日夜に関西空港からイスタンブールに向けて出発したプライベートジェット機があった。搭乗者は不明。

 日本とレバノンは犯罪人引渡条約を結んでいないため、同被告の引き渡しにレバノン政府は応じる義務はなく、協力が得られるかどうか見通せない。4月に始まる予定だった公判の見通しは立たなくなった。

 東京地裁は31日夜、東京地検からの請求を受け、ゴーン被告の保釈を取り消す決定をした。保証金計15億円は没取される。

 《イトマン事件の許永中氏も》過去に保釈中に海外逃亡した“大物”として関心を集めたのは、91年に「イトマン事件」で逮捕された許永中氏。「戦後最大のフィクサー」と呼ばれ、繊維商社「伊藤万」を巡る不正経理事件で特別背任容疑などで逮捕。93年に約6億円を払って保釈された。97年、妻の実家の法要を理由に韓国入りし病院へ入院。そのまま失踪し約2年の逃亡生活を続けた。

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