安倍首相 五輪便乗解散!? 国内盛り上がりを“利用”選挙への勢い欲しい?

[ 2019年12月15日 05:30 ]

ラグビーW杯<南アフリカ・イングランド>サムアップする安倍晋三首相
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 東京五輪・パラリンピック終了後の来秋の衆院解散説が浮上している。政権に近い永田町関係者は14日、本紙の取材に「解散の時期が桜を見る会の問題で遅くなった。五輪で盛り上がった直後、その勢いで打って出ることになるだろう」と“五輪便乗解散”の見通しを語った。

 今月9日に閉会した臨時国会の会期中、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の疑惑が乱れ咲いた。預託商法が問題視された「ジャパンライフ」元会長と首相との関係、招待客の選考基準、会前日の夕食会などさまざまな疑惑が続々と噴出。与党による“強制閉会”で「追及から逃れられた」の声が自民党内で上がるが、解散が遠のいたとみる関係者は多い。

 本来は「安倍1強」で高い内閣支持率を背景に、野党の選挙準備が整わない中で「補正予算決定後(来年1月中旬)にありそうだった」(与党関係者)。だが「桜を見る会」が11月8日に国会で取り上げられて以降、内閣支持率は急落。共同通信社が11月23、24両日に行った世論調査では、前月から5・4ポイント減の48・7%。他の調査でも約5ポイントのダウンが目立った。

 安倍首相は12月9日の閉会を受けた会見で、解散について、「ちゅうちょなく決断する」と発言した。これまでにない踏み込んだ表現だったが、「追及を続ける野党をけん制しただけ」とみられている。

 永田町関係者が解散時期を五輪、パラリンピック後とみるのは「国内開催のスポーツイベントが盛り上がるのはラグビーW杯で証明された。五輪にも政権トップで顔を出せば支持率上昇は間違いない」との理由だ。まさに桜戦士旋風を先例に桜問題を吹き飛ばそうとの思惑だ。

 安倍首相の自民党総裁任期は2021年9月まで。「4選は考えていない」と首相は13日に都内の講演で語ったものの、4選論も消えない。いずれにしても任期満了まで務めれば党大会での選挙となる。自身が出馬しても、後継者でも、地方票で強いといわれる石破茂元幹事長の躍進を許すわけにはいかず、任期前に解散するのが前提とされる。パラリンピックの閉会式は来年9月6日。直後をベストタイミングとして狙っている。

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