森田健作知事 台風対応巡る“疑惑”晴れず…自ら「至らない男」謎のガッツポーズも

[ 2019年11月15日 05:30 ]

ガッツポーズで会見を締めくくった森田健作知事
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 千葉県の森田健作知事(69)は14日、定例記者会見で、台風15号襲来の翌日の9月10日に同県芝山町の自宅に行った問題など、さまざまな“疑惑”についてまたも苦しい弁明に終始した。自らを「至らない男」と自虐的に表現し、至らない説明を続ける首長に対する県民の怒りは爆発寸前だ。

 森田氏は苦渋の表情を浮かべ「私は至らない男。いろんな意見を真摯(しんし)に受け止め教訓とし、次に備えることが大事」と述べた。

 これまで、台風の被害が県内に広がる中で県庁を離れ自宅へ行った理由を「私的な視察に行こうとして公用車から私用車に乗り換えるため」などと説明。県によると、芝山町に隣接する富里市周辺を40分ほど視察した後、県庁へ戻ったという。

 この日の会見では、当初は県庁から自宅への移動も私用車を使うつもりだったが「運転手に連絡を取ったら“今(外に)出てる”と。(視察は)この時間しかないから自宅で(車を)スイッチ」と説明。だが「私用車はどこから来た?」と突っ込まれると「調べてないよ。分からないって言ってるじゃないですか」と気色ばんだ。いらだちを見せ、7日の会見で手の震えが指摘されたからかコップを持つことはなかった。

 住民票の住所が公舎になっていることから、再び芝山の家屋の別荘疑惑も再燃したが「私、芝山しか家ないんです。知事終わってどこ行くんですか」と反論。この様子に行政関係者からは「“至らない言い訳”を早くやめて県民に謝った方がいい。何の解決にもならないし先に進まない」とため息交じりの声が漏れた。

 疑惑はまだまだある。14日発売の週刊文春では、過去4回の知事選で生じた計約5000万円の剰余金が使途不明となっていると報じられた。森田氏は「選挙後、自分の政治活動に使っている。事務所が管理している」と述べ、法令上問題はないとの認識を示した。だが、その一方で600万円を超える政治資金で自著「ゼロの勇気」「青春の力」を合わせて計5600冊も購入。「印税?40万円くらいだと思います。本を書くにはかなりの額がかかる。もうけはないですよ」。本が支援者に配られていたとしたら利益供与の問題も出てくるが、本人は何の問題意識もない様子。最後は謎のガッツポーズで締めたが、県民からは「信用ならない」「辞めてほしい」との怒りの声が上がるばかり。苦しい言い訳が自分の首を絞めていることだけは確かだ。

 ≪職員派遣要請突っぱねた疑惑も≫具体的な災害対応の面でも森田氏は問題視されている。台風15号で甚大な被害を受けた館山市の金丸謙一市長が森田氏に対し職員派遣要請をしたところ「独自で職員を採用し、万策尽きてから要請を」と突っぱねた疑惑が浮上したためだ。これに対し森田氏は「言ってません。こういうときはいろいろあるもの。みんながカッカしてる時なんで」と意味不明な釈明に終始していた。

 【森田知事の台風対応】
 ▼9月9日 未明に台風15号が直撃。知事は登庁せず
 ▼同10日 午前、県の災害対策本部が設置される。午後、森田知事は公用車で芝山町の家を訪れる
 ▼11月7日 「週刊文春」が、9月10日に「公用車で芝山町の別荘に行っていた」と報じる。森田知事は定例会見で「芝山町は別荘ではなく自宅。プライベートで被害を視察」と主張
 ▼同14日 森田知事が知事選で公舎を「住所」と届け出ていることや使途不明金疑惑などを「週刊文春」が報道

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