安倍政権既に「2アウト」「魔の3T」でゲームセット?

[ 2019年11月5日 05:30 ]

安倍首相
Photo By 共同

 「政治とカネ」問題で菅原一秀前経済産業相、河井克行前法相が相次いで辞任した安倍内閣に“辞任ドミノ”の可能性が高まった。6日の衆院、8日の参院で開かれる予算委員会集中審議で、野党が問題視する閣僚に集中砲火を浴びせるとみられ、既に“ツーアウト”の政府与党は“スリーアウト”絶対阻止の構えで備えている。

 野党が次に狙うのは、大学入学共通テストを巡る「身の丈」発言が物議を醸した萩生田光一文部科学相との見方もある。だが、安倍内閣には萩生田氏以上の“地雷”を抱えた大臣がゴロゴロいる。

 キーマンは3人。防災担当相を兼任する武田良太国家公安委員長。今年5月、元暴力団関係者から、献金として政治資金パーティー代金が支払われたとの報道があった。会見で「法令に基づき適切に処理されている」と説明したが、永田町関係者によると「週刊誌が取材を続けているとの噂もある」という。

 田中和徳復興担当相と竹本直一IT担当相の名前も挙がっている。竹本氏は9月、SNSに暴力団関係者との集合写真が公開されていると報じられ、「面識はない」と説明した。田中氏も過去に、政治資金パーティー券を暴力団関係者が購入したと報じられ、記載ミスと修正した。田中氏と竹本氏は、武田氏とともにイニシャルから「魔の3T」とも呼ばれている。

 このほか、国会での答弁に不安がある北村誠吾地方創生担当相も、標的となる可能性がある。

 政治評論家の有馬晴海氏は「ツーアウトどころか、ツーアウトツーストライク。何とかスリーアウトは避けたい安倍首相だが、危険な打者が多くて難しいかもしれない」と指摘する。第1次安倍政権は約1年間で閣僚5人が閣外に追われ、2007年9月に退陣に追い込まれた。

 退陣については「第1次政権の失敗から、何とか“チェンジ”は避けたいとやってきた。大臣が辞めても、任命責任と口にするだけだ」としたが、辞任ドミノが政権にダメージを与えるのは必至。12年前の悪夢がよぎる展開で、大臣の辞任にストップをかけられるか注目される。

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