長野市の被災地区にラグビー日本代表の靴下製造工場「南アに勝って勇気づけて」

[ 2019年10月20日 05:30 ]

ラグビー日本代表の靴下を製造する「タイコー」の黒岩勝製造部長
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 【本紙記者現地ルポ】東日本を縦断して各地に大きな被害をもたらした台風19号が上陸してから19日で1週間を迎えた。死者は12都県で79人、行方不明者は10人とみられる。千曲川が氾濫した長野市穂保地区では、前日18日から19日未明に降った雨の影響で、地面が再びぬかるんだ。住民らは片付けを進めていたが、農家を営む北野政次さん(78)は「道がぬかるんで作業用の車両が通りづらい」と困った様子だった。(吉澤 塁)

 国道を挟んで住宅地の反対側には工業地帯が広がる。濁流はこの地域にも流れ込んだため、辺りは一面茶色い。この日も社員総出で復旧作業にあたる工場があった。同地区にはラグビー日本代表が使用する靴下を製造する町工場「タイコー」がある。同社は高台に位置するため、幸い浸水は免れた。

 ただ、約50人いる社員のうち10人近くが被災。現在も出社できない社員がいるという。製造部長の黒岩勝さん(65)は「日本の快進撃のおかげで、社員たちもラグビーに興味を持ち始めた。南アフリカに勝ってもらって、社員たちを勇気づけてほしい」と語った。

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