フック付け忘れ…77歳女性が死亡 救助ヘリから40メートル落下

[ 2019年10月14日 05:30 ]

 消防や警察などによる救助活動が続く中、福島県いわき市で救助されたヘリコプターから、女性が40メートル落下して死亡する痛ましい事故が発生した。

 いわき市で13日午前10時ごろ、東京消防庁の大型消防ヘリコプター「はくちょう」が、孤立状態だった77歳の女性を救助する際、隊員が女性側の救助装置のフックをロープに付け忘れたままつり上げ、上空で誤って落下させた。再びつり上げて救助したが、女性は約6時間半後に病院で死亡した。

 福島県警は業務上過失致死の疑いも視野に、隊員らから事情を聴き調べている。

 同庁によると、いずれも32歳の男性隊員2人が救助に当たっていた。それぞれ航空隊で1年半と2年半の救助経験があった。当時、袋状の救助装置(長さ約1メートル、幅約60センチ)に女性の体を包み、隊員が抱きかかえてロープをつり上げる「ホイスト救助」を行っていた。機内に移す際に落下させたという。隊員のフックはロープとつながれていた。高さ40メートルはマンションの13階に相当する。ヘリに乗せる前、女性には意識があったという。

 はくちょうは特別救助隊として、現地で活動を行っていた。当時、一帯は50センチ程度浸水しており、救助作業は女性宅の玄関先で行われた。通常は救助する人を地面に座らせ、一緒にヘリへ上がる隊員が2人のフックを付けるが、浸水で女性を抱えていたため別の隊員が取り付け、女性のフックを忘れたという。

 女性は夫と2人暮らしで、夫が救助を要請していた。

 東北の岩手、宮城、福島3県では13人が死亡、5人が行方不明となっている。

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