多摩川「バックウオーター現象」発生か 雨で水流強まり支流の水があふれる

[ 2019年10月14日 05:30 ]

 東京都内では多摩川が氾濫して世田谷区の二子玉川駅周辺が水浸しとなり、上流部の支流・秋川もあきる野市で堤防が決壊するなどの被害が出た。多摩川では強い雨が広範囲で降ったため「バックウオーター現象」が起きた可能性がある。都内では計1060カ所の避難所に8万397人が避難した。

 神奈川県内では浸水などで計4人が死亡した。川崎市高津区では多摩川の支流が氾濫し、マンション1階が浸水。部屋で60代男性が心肺停止の状態で見つかり、病院に運ばれたが死亡した。相模原市緑区では土砂崩れで住宅2棟が倒壊。70代女性が死亡した。

 同区では家族4人が乗っていた軽乗用車が川に流され、母親(39)と小5の長女(11)が約1・5キロ下流の中州で見つかり、死亡が確認された。父親(49)と小2の長男(8)の行方は分からず、県警が捜索している。

 気象庁によると、神奈川県箱根町では48時間の降水量が1001・0ミリ、静岡県伊豆市で760・0ミリ、埼玉県秩父市で687・0ミリを記録した。いずれも史上最高記録を更新、平年値の3~4割が2日間に降った計算となる。

 ◆バックウオーター現象 豪雨などで本流の水位が上がり、本流に流れ込む支流の水が、合流地点で壁にぶつかるように流れを阻害され、行き場を失ってあふれ出る現象。あふれるだけでなく、水の力で堤防を決壊させるケースもある。18年の西日本豪雨では岡山県倉敷市で高梁川に支流の小田川からの水が流れにくくなり、水位が急激に上昇。小田川の堤防が決壊した。

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