韓国プロ野球 日本での秋季キャンプ中止相次ぐ 球界にも関係悪化余波

[ 2019年9月18日 05:30 ]

12年3月、春野球場で西武と練習試合を行い円陣を組むLGツインズナイン
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 韓国プロ野球球団が、毎年行っていた日本での秋季キャンプを相次いで中止していることが17日、分かった。背景には深刻な日韓関係の悪化があるとみられる。サムスン・ライオンズと起亜タイガースが沖縄、LGツインズが高知、ハンファ・イーグルス、斗山ベアーズ、KTウィズが宮崎と、これまでに6球団が各県キャンプ地の関係者に中止の意向を伝えた。理由は明言していないという。SKワイバーンズも鹿児島でのキャンプを行うか態度を保留している。

 昨年は韓国10球団中、8チームが日本で秋季キャンプを行った。韓国球団は温暖で施設の整った日本でキャンプをすることが主流。日本のチームと練習試合ができるというメリットもあった。LGツインズが2013年からキャンプを行っている高知市の高知県観光コンベンション協会によると毎年50人前後が1カ月にわたり滞在。地元ホテルにとっては打撃となる。担当者は「政治は別もの。来年は気持ちよく来てもらえるよう引き続き交渉したい」としている。

 一方、キャンプシーズンを前に10月7日から日本野球機構(NPB)が開催する秋季教育リーグ「第16回みやざきフェニックス・リーグ」には、国内12球団に加えて斗山、ハンファ、サムスンの3球団が参加を予定。こちらには辞退の申し出はないといい、試合出場のための来日はする見通し。

 例年なら同リーグから秋季キャンプ終了まで2カ月近い長期滞在が日韓交流の活性化につながっていた側面もあった。ある自治体の関係者は「チームも“また日本でキャンプをするのなら、そちらに行きます”と言ってくれている。韓国世論などいろいろなことがあるのでしょう」と話した。

 韓国では文在寅政権の強硬な反日扇動で日本製品の不買運動が起こり、訪日することへ非難の声が上がるなどしている。文政権の反日政策が、本来政治と切り離されるべきスポーツの分野にまで及んだ形となった。

 ▽韓国プロ野球リーグ(KBOリーグ) 韓国野球委員会(KBO)の統括で1982年、6球団でスタート。現在は10球団が参加。1リーグ制で各球団年間144試合を行い、勝率順でレギュラーシーズンの順位を決定。上位5位までがポストシーズンに進出し「韓国シリーズ」で優勝チームを決める。日本プロ野球出身でKBOリーグに所属した選手には、ヤクルトや米大リーグで活躍した高津臣吾らがいる。

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