悪い“予感”的中 北村地方創生担当相「誰かが犠牲で世の中成り立っている」

[ 2019年9月15日 05:30 ]

 北村誠吾地方創生担当相は14日、地元・長崎県佐世保市で記者会見し、一部住民が反対している同県川棚町の石木ダム建設計画について、生活の維持のためには住民の犠牲はやむを得ないとの認識を示した。「誰かが犠牲(になり)、協力して役に立つことで世の中は成り立っている」と発言した。失言ともとられかねず、反対派住民の反発が強まるのは必至だ。

 北村氏は当選7回で今回が初入閣。田中和徳復興相、竹本直一科学技術相の当選8回で初入閣した2人とともに永田町関係者の間で、問題を起こしかねない「爆弾3人衆」と指摘されていた。就任4日目で、早くも“予感”が的中した形だ。

 主要派閥が求めた「年功序列」での入閣となった北村氏は、就任会見から危なっかしかった。政策に関する質問には答えに窮し「これから勉強する」「まだ引き継ぎを受けていない」などと繰り返すばかり。初登庁時、片山さつき前地方創生担当相と引き継ぎをする際には「私もまさか、早くこんなことになろうとは思わなかったものですから」などと“KY発言”を繰り出していた。

 この日の会見で北村氏は、ダム建設で景観が変わるとの指摘について「原風景への思いは人それぞれに価値観の違いがある」と疑問を呈した。同時に、自身も佐世保市民として、渇水に苦しんだ経験からダムの必要性も強調した。

 ダム建設の水没予定地には現在13世帯が暮らし、反対派住民らの座り込み活動が続く。予定地の土地明け渡し期限が11月18日に迫っており、立ち退かなければ行政代執行が可能。北村氏の失言に対し、安倍晋三首相がどのような対応を見せるかにも注目が集まる。

 ≪やっぱり危なかった「爆弾3人衆」≫田中復興相にも早速、失言が飛び出している。13日、閣議後の会見で福島第1原発事故の自主避難者について「復興庁は担当の役所ではない」と発言。原発事故で国の避難指示が出なかった地域からの自主避難者の一部が、福島県から避難先の住居の明け渡しなどを求められている問題に答えたもの。復興庁は、東日本大震災の被災者全体に、毎年100億円強の予算を使っている。田中氏は会見中、秘書官から発言を修正するようメモを渡された。

 竹本IT・科学技術相は、スマホを駆使してSNSを更新しているとアピールするなど威勢がよかったが、公式ホームページ(HP)が閲覧できない状態になっていることが判明。「管理会社からロックが掛けられている。よく分からない」と心もとない説明に終始している。

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