千葉停電、復旧まで2週間超のところも さらに長期化「市民も職員も限界」

[ 2019年9月14日 05:30 ]

 台風15号による大規模停電で、東京電力パワーグリッド(PG)は13日、千葉県内全域での停電復旧はおおむね2週間以内になるとの見通しを明らかにした。13日午後10時半現在、約16万8000戸が停電。一部地域は被害が甚大で、全戸で完全復旧と言えるまでには「2週間を超えるかもしれない」とした。市民生活に重大な影響を及ぼす停電はさらに長期化。東電PGは「台風の規模が今まで以上に大きかったことを考慮に入れず、過小な想定をしてしまった」と釈明した。

 日常生活を待ち望む住民や自治体職員からは切実な声が上がった。「復旧は13日ごろと思っていたのに…。がっくりです」と話すのは、鴨川市職員の熊切優子さん(44)。全職員は9日の停電後、市民が自宅で孤立しないよう水や食料を届けるなど24時間態勢を取っている。週末には雨も予想され、「どんどん事態が悪化して、市民も職員も限界です」と語った。

 南房総市で貸しコテージを営む中本行政さん(72)は「電気が来ないと水道も使えず大変困る。コテージを再開できない」と憤り「遅すぎる。想定外かもしれないが組織的に動き、復旧を早めてほしい」と注文を付けた。

 経済産業省は、台風15号の影響で、千葉県を中心に電柱2000本が倒壊や損傷したと推計した。千葉県によると、停電が続く君津市の特別養護老人ホーム(特養)の入所者女性(82)が12日、熱中症の疑いで死亡した。停電に伴う熱中症疑いの死者は3人となった。

 東電PGの金子禎則社長は「多くの方に不便と心配をおかけしおわびする」と謝罪した。復旧に時間がかかるのは、経験したことのない規模の倒木で伐採や修復に時間を要し、設備が多数損壊しているためとした。

続きを表示

「紅白歌合戦」特集記事

「ジャニーズ」特集記事

2019年9月14日のニュース