“爆弾3人衆”が不安? 復興相・田中氏、科学技術相・竹本氏、地方創生相・北村氏、年功序列で入閣か

[ 2019年9月12日 05:30 ]

第4次安倍再改造内閣発足

記者会見する田中和徳復興相
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 総裁任期3期9年の集大成となる内閣改造人事。進次郎氏の環境相抜てきが大きな注目を集めた陰で、永田町関係者の間では「“爆弾3人衆”を抱えている」との指摘が出ている。

 首相はこの日の会見で、「当選7、8回のベテラン」と前置きして3人の新大臣を紹介した。復興相に任命した田中和徳氏(70、麻生派)、科学技術相の竹本直一氏(78、岸田派)、地方創生相の北村誠吾氏(72、同)の実績に触れながら適性をアピールした。

 だが、主要派閥が求めた「年功序列」に配慮したのが実情。田中、竹本両氏は当選8回で所属派閥の入閣待機組で最多。北村氏も7回で派閥内では竹本氏に次ぐベテランだ。永田町関係者は「3人とも国民が知っているような目立った実績も知名度もない」とし「箸にも棒にもかからないから派閥からの猛プッシュで押し込まれた。ここまで閣僚になれなかったことを考えると裏に何かがあったと考えてもおかしくない」と明かした。

 旧来型の人事で政権が“地雷”を踏むことは多い。前回の内閣改造では当選7回の桜田義孝氏が「復興以上に大事なのは議員」など数々の失言でわずか半年で五輪相を辞任。16年には当選7回で初入閣した今村雅弘氏が失言で復興相を辞任した。

 今回の顔触れを見ると、対韓強硬派の茂木敏充氏を外相、河野太郎氏を防衛相にそれぞれ起用した点は支持者からのポイントが高いものの、加藤勝信、萩生田光一、西村康稔各氏ら首相に近い人材が多く登用され、野党からは早速「お友達・側近重用内閣」と皮肉られている。

 政治評論家の有馬晴海氏は「田中、竹本、北村各氏は国会答弁で隙を見せたら、野党から格好の標的として攻められるだろう」と語る。進次郎氏の発信力で、内閣の不安要素をかき消していくことも考えられるが、一手見誤れば、07年の第1次安倍内閣で政治とカネの問題によって5閣僚が相次いで職を辞した“辞任ドミノ”の再来を引き起こす危険性も潜んでいる。

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