安部譲二さん死去 各界から悼む声…ガッツ石松「憎まれなかったのは持って生まれた人間性」

[ 2019年9月9日 05:30 ]

1990年10月、映画「カンバック」初日舞台あいさつを行った(左から)高樹澪、ガッツ石松、風見章子さん、安部譲二さん
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 ▼ガッツ石松(「塀の中のプレイ・ボール」出演) 僕がボクシングの現役時代によく練習生としてジムに来ていた。その頃は名前も知らないような間柄だったが、ガラガラ声と、礼節を知っている振る舞いが印象に残っている。一方で、まんじゅう10個を10人で分け合うようなとき、普通は1つ取るところを、両手で1つずつ取るような要領良さがあった。俺もそうだから、気が合った。ある面ではチャランポランだったと思う。だけど憎まれなかったのは、持って生まれた人間性じゃないか。昔気質の侠客という感じ。客が帰った後も思い続けるという意味の「余情残心」という言葉がピッタリの人だった。

 ▼陣内孝則(「極道渡世の素敵な面々」に主演) 主演映画の原作者として、記者会見と雑誌の対談でしかお会いしておりませんが…とてもとてもチャーミングな方でした。会見の時にプロデューサーとして同席された、元親分の安藤昇さんに気を遣って「俺の席は下座に、親分を上座にしてよ!」と何度もおっしゃっていたのが、とてもおかしかったです。心よりご冥福をお祈り致します。

 ▼山田詠美さん(作家) 安部さんがデビューした当初に対談して以来、30年以上の付き合いでした。育ちの良さと(暴力団組員や博徒などの経歴と)のギャップがチャーミング。人に対しても、自分に対しても、礼儀正しい人。「お天道さまが見ている」というような意識があったのだろうと思います。

 ▼藤竜也(映画「塀の中の懲りない面々」で主演) 寂しいですね。とても人好きのする方でした。三島由紀夫さんが、若き日の安部さんのだて男ぶりを褒めていらしたのを、ふと思い出しました。ご冥福をお祈りいたします。

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