市井紗耶香氏“時短”最後のお願い、子育て理由…午後1時前に終了

[ 2019年7月21日 05:30 ]

JR浜松駅前で最後の訴えを行った市井紗耶香氏(撮影・安田健二)
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 参院選は20日、選挙戦最終日を迎え、17日間の舌戦を締めくくった。今回の選挙で「知名度No・1」といわれる立憲民主党の比例候補、「モーニング娘。」元メンバーの市井紗耶香氏(35)は異例の“時短”最後のお願いを行った。与野党各党首は都市部や重点区を回り、安倍晋三首相(64)は恒例となった東京・秋葉原で訴えた。21日に投票、即日開票される。

 雲間からのぞく日差しを浴びながら、市井氏はJR浜松駅前で立憲民主党の枝野幸男代表(55)らと肩を並べて最後の訴えを行った。「日本は子育て世帯に温かい社会になっているのか」。険しい表情で眉間にしわを寄せながら子育て支援の拡充を訴えた。聴衆からは「表情と力強さが蓮舫さんみたい」の声も上がった。約5分半の演説を終えた時刻は午後0時53分。緩むことのない表情。これが元アイドル候補の、17日間の選挙戦のマイク納めとなった。

 一般的に立候補者は最終日、拡声器を使っての活動が認められている午後8時まで訴える。さらに午後11時59分まで、駅前などで有権者に頭を下げてアピールする候補者も多い。そんな中で約7時間も早くマイクを置いたのは異例だ。市井氏の額には汗が光っていた。

 “時短”の背景には子育てがある。4児のうち長男(6)が小学1年生。働く女性が小学校に上がった子供の預け先に悩む「小1の壁」問題の当事者で、党関係者は「家族や周囲がつないで最終日までやってきた」と説明。この日は枝野代表の妹が議員会館で預かっていたという。枝野氏は同席した演説で「学校も休みで、学童保育もない。いろいろな働く女性が直面している問題だ」と語った。

 市井氏は「4人の子育て当事者として皆さんにとって温かい社会をつくっていくために力を貸してください」と演説を締めくくった。

 浜松に駆け付けた「筆談ホステス」こと斉藤里恵氏(35)ら同じ比例区の候補者3人が急ぎ足で次の目的地へ向かう中、市井氏は最後のお願いを終えて東京へ向かった。

 子育てのための“時短”演説。ママ候補として行動したアピールにもなったが、仮に当選して国会議員になった場合、国民へ向き合う時間は“時短”にならないことを願いたい。

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