公明代表VSれいわ創価学会員 山口氏に沖縄出身野原氏が“反旗”

[ 2019年7月15日 05:30 ]

令和初審判 参院選2019 東京選挙区

参院選東京選挙区から立候補し、東京・信濃町の創価学会本部前で演説するれいわ新選組・野原善正氏
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 選挙戦ラストサンデーを迎えた14日、各地の街頭で候補者らが熱の入った演説を繰り広げた。東京選挙区では、沖縄出身の創価学会員で「れいわ新選組」の野原善正氏(59)が、信濃町で「公明党は原点に戻ってほしい」などと訴えた。

 公明党本部と支持母体の創価学会関連施設が集中する信濃町駅前で、野原氏は堂々と批判を繰り広げた。手には学会の三色旗。「連立政権を組んでから公明党は立党の精神を忘れ、自民党と一緒に暴走している。おかしいものはおかしいと勇気を出して声を上げるのが、本当の意味での信仰ではないか」と大声を張り上げると、同じように三色旗を持った聴衆らから拍手と歓声が上がった。

 その後、徒歩1分ほどの場所にある創価学会本部前へ。人の出入りはなかったが、語り掛けるように「もう一度原点に返ってもらいたい」と訴えた。信濃町は11年ぶりという野原氏は「同じ志を持つ人がこれだけ集まり、明るい兆しが見えてきた」と語った。

 沖縄出身の創価学会員が「辺野古新基地の問題を東京の人に知ってもらいたい」と、山口那津男代表の東京選挙区で出馬。公明党関係者の間に衝撃が走った。同学会名誉会長の池田大作氏が1964年、小説「人間革命」の執筆を始めた場所は沖縄。特別な場所の出身者が公明党ではなく「れいわ」から出馬したことは関係者にとって驚きだった。

 山口氏もこの日、東京・豊洲や大井町で演説。党代表として全国を飛び回っているため「なかなか直接お伝えする時間がない。皆さまが頼りです」と聴衆に訴えた。

 公明党は17年衆院選では、6減の29議席と苦戦を強いられた。「自民党政権のブレーキになっていないのでは」という不満が一部の創価学会員に出ていたとみられる。

 今回の選挙について、公明党関係者は「前回が下げ止まり。野原氏へ流れる票はそれほどではないのでは。出馬を気にすることはない」と語る。山口陣営も野原氏の信濃町演説に「やるとは聞いていたが、信濃町に住んでいる会員が多いわけではない」と意に介さない。一方の野原氏は「声を上げたのは1割でも、同じ思いで言えない人は2~3割はいる」として期待する。政界関係者には「出馬自体が公明党が自民党との距離感を再確認するきっかけになるのでは」との声も出ている。

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