社民 存続へ訴え、又市党首 体調不良押し公示後初演説

[ 2019年7月15日 05:30 ]

 社民党の又市征治党首は14日、富山県氷見市の演説会で「変えないといけないのは憲法ではなく、安倍政権だ」とかすれた声を張り上げた。4月に肺がんが見つかり、改選を迎えた参院選への立候補を断念。体調不良にもかかわらず、公示後初めて演説したのは、厳しい情勢に対する焦りの表れだ。

 社民党は今、政党として存続できるか否か存亡の機を迎えている。

 公職選挙法は「政党」を「国会議員5人以上」もしくは「直近の衆院選か参院選の得票率が全国を通じて2%以上」と定めている。現在の所属議員は衆2、参2の計4人だが、3年前の参院選で2%超を獲得、なんとか“政党”を保った。だが、17年の衆院選では得票率が1・69%に低下したばかりか、支持率は低迷し衰退に歯止めをかけられていない。今参院選では、都道府県ごとに比例票の獲得目標を設置したが、又市氏も「2%以上取れる水準に至ったとは思えない」と認める。

 又市氏に代わり全国を飛び回る福島瑞穂副党首は、多くの買い物客でにぎわうJR新宿駅で比例候補の大椿裕子氏を応援するためマイクを握った。

 旧社会党結成から74年の夏の陣。事前調査でも当選は1~2人という崖っぷちの情勢に、党関係者は「厳しい選挙だ」と眉間にしわを寄せた。

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