世界初、地下物質を採取 はやぶさ2再び着陸成功 主要任務終え年末帰途へ

[ 2019年7月11日 12:48 ]

探査機はやぶさ2が小惑星着陸に成功したことを確認し、握手を交わすJAXAの久保田孝教授(右)ら=11日午前10時50分ごろ、相模原市(JAXA提供)
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午前、探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうの表面に2回目の着陸を果たし、世界初となる地下の岩石破片の採取にも成功したとみられると発表した。地球に持ち帰れば、太陽系の起源に迫る研究成果も期待される。JAXAの久保田孝教授は「ほぼ想定した通りの完璧な動きだった。着陸は大成功だ」と胸を張った。

 はやぶさ2は、着陸や人工クレーターづくりなど、りゅうぐう近くで予定していた主要な任務を全て成功させた。年末にりゅうぐうを離れ、地球への帰途に就く。2020年末ごろの帰還を予定している。

 地下物質は太陽風などによる風化を受けておらず、りゅうぐうが生まれた当初の状態を保っているとみられる。46億年前に誕生した太陽系の起源に迫ることに役立つ。また、りゅうぐうの地下物質は非常に黒く、生物の材料となった有機物が見つかる可能性もある。

 着陸場所は人工クレーターの中心から約20メートル離れた、幅約7メートルの領域。地下の物質が約1センチ降り積もっていると考えられている。機体は小惑星の表面に触れると、試料採取のための筒から小さな金属球を発射、舞い上がった岩石試料をキャッチした。

 りゅうぐうと地球は現在、2億5千万キロ離れており、通信には片道約14分かかる。はやぶさ2は着陸の前後は自らの判断で行動した。着陸後、数秒でエンジンを噴射し上昇した。

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