弁護士にフリーアナ、元府知事 ナニワ女のガチバトルがアツい

[ 2019年7月8日 05:30 ]

男性ファンからの握手に笑顔で応える亀石倫子氏
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 参院選公示後最初の日曜となった7日、改選4議席に対し12人が立候補した大阪では、女性候補3人の戦いがヒートアップした。自民現職の元大阪府知事太田房江氏(68)、立憲民主党新人の弁護士亀石倫子氏(45)、日本維新の会新人のフリーアナウンサー梅村みずほ氏(40)は職業柄、全員弁が立つ。「ああ言えば、こう言う」。ナニワを舞台にしたオンナの舌戦から目が離せない。

 口が立つナニワのオンナによる議席争いが熱を帯びている。大阪では維新現職の東徹氏(52)が優位に立ち選挙戦をリード。残る3席を公明党の杉久武氏(43)と共産党の辰巳孝太郎氏(42)の両現職、そして女性3人の計5人が激しく競る情勢となっている。

 アナウンサー活動のほか話し方教室も運営する梅村氏は、7歳と5歳の子供を持つ母親。知名度の低さで苦戦するが、堺市などを回ったこの日は「全くの無名のお母さんの名前を書くことで、日本の政治を変えてください」と逆手に取り熱弁。「主婦には20、30円でも安い方がありがたいんです」と、よどみない語り口で母親世代にアピールした。

 陣営は、6年前の参院選で約106万票を獲得した東氏からの票の分散も働き掛ける。馬場伸幸幹事長からは「もう一人の候補(東氏)はもういい」と冗談が飛び出すほど。北方領土を巡り不適切発言で維新を除名処分となった丸山穂高衆院議員の騒動も「個人の問題と捉える人が多い」(関係者)と影響はなし。4月の府知事・市長ダブル選後も続く勢いを、2議席確保で示したいところだ。

 弁護士としてGPS捜査に関する最高裁判決を勝ち取った亀石氏は、徹底した草の根運動で活路を見いだす構え。難波、梅田での演説ではいずれも約1メートル四方の簡易台に立ち、聴衆と同じ目線で「格差をなくす社会にしたい」と語り掛けた。

 大阪では逆風を呼びかねない「美しすぎる弁護士」との呼び声は「自分の声が届かないことがあり残念。それでも一人一人に直接訴えたい」と力説した。公示前から「自分は5番手と聞いている」と当落線上の争いを覚悟。応援に入った辻元清美衆院議員も「危ないと思っている。演説を聞いた人は友達10人に言うて」と訴えた。

 当初2人を擁立予定だった自民は維新の勢いから共倒れを恐れ、ギリギリで候補を太田氏一本に絞った。「盤石」との声が上がる一方で、党府連関係者の間では「4番手で競っているのでは」との見方もあり、混とんとした状況だ。

 前日6日には安倍晋三首相、この日は世耕弘成経産相が自身の和歌山選挙区を留守にして駆けつけた。太田氏は知事時代の実績を猛アピールしつつ「厳しいんです。何としても勝たないと大阪の夢はかないません」と切実な訴え。激しい三つ巴の戦いが最後まで続きそうだ。

 ▼18、19歳の投票率 前回2016年の参院選から、有権者の年齢が18歳に引き下げられた。前回参院選では18歳の投票率が51.28%、19歳が42.30%で全体の54.70%を下回った。2度目となった17年10月の衆院選では、18歳は47.87%、19歳は33.25%と低下した。18歳より19歳の投票率が大幅に低いのは、進学などで親元を離れたものの住民票は移していない学生が多いからと推測される。住民票がある自治体に投票用紙を請求する制度もあるが、手間がかかるため、なかなか実行されず投票から足が遠のいている。

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