塚田氏「忖度」ぶり健在、新潟入り安倍首相に猛ダッシュ

[ 2019年7月6日 05:30 ]

演説会で自身の出番を終えた塚田一郎氏は安倍晋三首相の演説に耳を傾ける
Photo By スポニチ

 参院選公示2日目の5日、「忖度(そんたく)」発言で国土交通副大臣を事実上更迭された自民党の塚田一郎氏(55)が新潟選挙区で安倍晋三首相(党総裁)の応援を受けた。長岡市の演説会場では、先に到着していた首相の元まで猛ダッシュで向かうなど、変わらない“体質”がにじんだ。

 首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元を結ぶ下関北九州道路の整備を巡る「忖度発言」で、野党側に攻撃材料を与えた塚田氏。この日は首相と県内4カ所を回り支持を訴えた。

 6月に最大震度6強を記録した村上市に続く、2カ所目の演説場所になった長岡市。塚田氏は車を降りると、先に待機していた首相の元まで約100メートルの距離を猛ダッシュ。その3分後、意気揚々と首相を先導し、聴衆とハイタッチを交わした。

 壇上では、北海道出身で落下傘の野党統一候補・打越さく良氏(51)を念頭に「新潟生まれ新潟育ちは私一人しかいない」とアピール。約8分間で演説を終えた。続く首相は、その3倍近くとなる約23分間にわたって熱弁。降壇した塚田氏は、いったん首相と横並びの場所に立ったが、すぐに一歩下がって直立不動の姿勢で耳を傾けた。
 国交副大臣だけでなく県連会長の辞任も余儀なくされた塚田氏。陣営によると、丸刈りにして支援組織や街頭で謝罪行脚してきた。それでも、政界関係者によると、選挙前に行った自民の情勢調査で塚田氏は苦戦。選対関係者は「老後資金2000万円問題よりも、忖度発言のダメージが大きい」と語る。

 事実上の与野党一騎打ちとなっている新潟選挙区は、2016年から1人区になり、これまで与野党で分け合っていた議席を争う構図になった。党としては最重点区の一つに位置付け、前日の公示日には所属派閥の領袖(りょうしゅう)である麻生氏が駆けつけた。

 6日には「令和おじさん」こと菅義偉官房長官が応援に入る。「忖度」は続きそうだ。

 ▼塚田氏の忖度発言 4月1日に北九州市で開かれた集会で、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相、それぞれの地元を結ぶ「下関北九州道路」の整備を巡り、塚田氏が「私が忖度した」と発言。翌日には「事実と異なる発言だった」として文書で撤回、謝罪したが、野党6党派が塚田氏の辞任を要求し、5日には発言の責任を取って副大臣を辞任する事態となった。

続きを表示

この記事のフォト

「ジャニー喜多川」特集記事

「第101回全国高校野球選手権大会 各地区結果」特集記事

2019年7月6日のニュース