10・22即位パレード「祝賀御列の儀」“よく見えルート”に

[ 2019年5月22日 05:30 ]

 天皇陛下が10月22日、即位を国民に披露されるパレード「祝賀御列の儀」が、前回1990年に上皇さまが通られたルートを一部変更し、“さらに見やすいパレード”となる。首相官邸で21日に開かれた、皇位継承に伴う一連の儀式の詳細を検討する「式典委員会」で決定した。

 変更されたのは、高速道路の高架下を通る区間の一部。三宅坂交差点から平河町交差点を避け、憲政記念館前から自民党本部を通って平河町交差点に入るルートを採用した。日差しをさえぎり、太い支柱が立ち並ぶ高架下を減らすことで、より見通しの良いルートとなった。パレードは、皇居・宮殿から赤坂御所までの全長約4・6キロ。天皇、皇后両陛下の乗る車が国会議事堂正門前や赤坂見附交差点、青山通りなどを経由し、沿道に集まった国民から祝福を受けながら、約30分間かけて進行する計画だ。見どころは長い直線のある内堀通り(約600メートル)と青山通り(約1200メートル)。より長く両陛下を見ることができる。式典委では、90年と同じルート、93年の両陛下のご成婚パレードと同じルートの是非も検討。山本信一郎宮内庁長官は「開放的で見晴らしが良く、沿道から両陛下のお姿が拝しやすい経路がふさわしい」と主張した。沿道の収容力、周辺道路への影響も考慮された。

 パレードに使う車は、前回のロールスロイス・コーニッシュ3(約4000万円)に代わり、トヨタのセンチュリーを改造したオープン車。屋根のある1960万円の市販車を改造する。改造費込みで約8000万円までになる見通しだ。ちなみにコーニッシュ3は、皇太子時代の天皇陛下が結婚の儀でも使用。2回使用されただけで、2007年3月に廃車とされた。

 新たなパレード車は、式典委が燃費や環境性能などを考慮して選定。「両陛下が見えやすいよう、車列を組む他の車より大きい」との条件も加味された。皇嗣秋篠宮ご夫妻、首相や官房長官らも車列に加わる。両陛下を見やすいルート、見やすい車で、より“開かれた皇室”が感じられるパレード。平成の30年間で皇室人気は高まっており、沿道は前回の11万7000人を上回る人出となる可能性もある。

 ≪首相夫妻主催夕食会文化行事に海老蔵ら≫政府は10月の天皇陛下の即位儀式に出席した外国元首らを招く首相夫妻主催夕食会の文化行事を決めた。狂言師の野村萬斎(53)や歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)らが出演し、狂言、歌舞伎、文楽で同一演目を披露する。日本の伝統文化への理解促進を図る狙いだ。夕食会は10月23日に東京都内のホテルで開催し、約900人を招待する。演目は五穀豊穣(ほうじょう)を祈り舞う「三番叟(さんばそう)」とする。

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