家康支えた健康長寿の源 浜松パワーフード学会設立「“天下を取る”意気込みで」

[ 2019年4月18日 05:20 ]

「浜松パワーフード学会」が設立、浜松・浜名湖地域の食材を使った料理の試食会が行われた
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 静岡県浜松市でこのほど、「浜松パワーフード学会」が設立、浜松・浜名湖地域の食材を使った料理の試食会などが行われた。今後国内外の観光客を中心に健康長寿の源であるパワーフード食材の魅力を広くアピールする。

 会場となった同市内のホテルには、タイやノドグロなどの「遠州灘産造り盛り合わせ」をはじめ、「三ケ日みかん酢豚」、「浜松セロリつくね」、「遠州灘産しらすと浜松小松菜のパスタ」、「まるごと浜名湖レモンのシフォンケーキ」などパワーフード食材を使った約20品の料理が勢ぞろい。あいさつに立った秋元健一会長は、浜松は江戸幕府を開いた徳川家康が壮年期を過ごした土地であるとしたうえで「家康公が浜松に入城して450年。浜松パワーフードで“天下を取る”意気込みで取り組む」と抱負を述べた。

 記念トークセッションでは学会の特別顧問である徳川宗家19代にあたる家広氏が「これからのインバウンドはモノを買う団体客から個人客へと時代が変わり、真価が問われる。浜松のストーリーは強く、食べ物の質が高いので、観光客を呼び込むのは非常に有利」と浜松に風が吹いていることを強調。同じく特別顧問で、ベストセラーとなった「武士の家計簿」の著者で国際日本文化研究センターの磯田道史准教授は、浜松でしか食べられない「もちがつお」に注目し、「情報をネットで見て新幹線に飛び乗り、浜松に行く人が増える」と予測。「浜松の人は自分たちの力で政令指定都市までのしあがるものをつくれる。何かものをつくろうとしたときに人と違う工夫ができる風土がある」と、今後の発展に期待した。

 家康は当時としては長寿の73歳まで生き天下人となったが、その健康と躍進を支えたのが浜松で生産、漁獲された食材。近年浜松は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義される「健康寿命」において、全国19政令指定都市(地震で被災した熊本市を除く)と東京都区部の計20都市の中で男女とも1位(16年)となり、同地域の人々が口にしている食材にも注目が集まっている。

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