美術家・会田誠氏、女性受講生の「性的発言で精神的苦痛」報道に反応 連続ツイートで持論展開

[ 2019年2月27日 18:34 ]

 美術家の会田誠氏(53)が27日、自身のツイッターを更新。ゲスト講師を務めた京都造形芸術大の公開講座に参加した美術モデルの女性(39)が、講師の性的発言で精神的苦痛を受けたとして、大学を運営する学校に慰謝料など約330万円の支払いを求めて東京地裁に提訴していたことについて反応した。

 訴状によると、女性は昨年4〜6月、一般市民向けの講座に参加。ゲスト講師の男性が性的な発言を繰り返したため、大学側に苦情を申し入れると「今後は講座に参加しないでほしい」と求められた。不眠やまぶたのけいれんなどに悩まされるようになり、急性ストレス障害と診断された。

 会田氏はこの日、女性の訴えを報じたニュースを受けて「寝耳に水でした。メディアからの取材はとりあえず断りました。自分のツイッターは編集されないので、ここに何か書きましょうか…。遠い記憶ですが、その夜のトークは僕の通常運転だったことは確かです。通常運転とは、学者や研究者のやる講義からはほど遠い、実作者としての言葉だったことです」とツイート。その後、連続投稿で持論を展開した。

 「落ち着いた文化教養講座をイメージしていたなら、すごいギャップがあったでしょう。僕は芸術が『落ち着いた文化教養講座』の枠に押し込められることへの抵抗を、デビュー以来大きなモチベーションとしてきた作り手です」

 「そもそも西洋から来た『ヌード』という美術のジャンルが、歴史的に『妙なもの』であるという点を軸に話したつもりでした。研究者でないので結論なくグダグダ話しただけと思いますが。全体的には『人類にとって芸術とは何か』という僕の人生を賭けたシリアスな問いの一環だったはずです」

 「『モデルをズリネタに』云々という文字がありましたが、おそらくこういう文脈で出てきたものです。美大油絵科の学生としてみんなとヌードモデルを描いていた時に、はたと気づいた。裸の女性が真ん中にいて、たくさんの男たちが(当時美大は男子学生が多かった)それを凝視している」

 「そして言外に欲情は禁じられてる。これってなんなんだ?何ゆえなんだ?歴史的経緯は?美術・芸術の領域(具体的には芸大上野キャンパス)から一歩出た世間は、まったく違う風か吹いているじゃないか?どっちが嘘をついているんだ?どっちが病的なんだ?そういう問いです」と思いを述べた。

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