【イマドキの気になる現場】「ポケモンGO」再燃!中高年ゲットだぜ

[ 2019年1月21日 05:30 ]

1月の「コミュニティ・デイ」で“ワニノコ”が大量発生したスマホゲーム「ポケモンGO」の画面
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 2016年夏に日本版が配信され、爆発的なブームとなったスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」。街中でポケモンを捕獲し、バトルする面白さに利用者は熱中。立ち入り禁止区域に侵入する人が続出するなど、社会現象になった。あれから2年半。再びゲームにハマる人が増えていると聞き、久々に街でアプリを開いた。

 ある週末の昼下がり、東京・秋葉原ラジオ会館前の時計台下で、スマホを見つめて立ち尽くす人たちがいた。20人はいるだろうか。年齢層はバラバラで、知り合いでもなさそうだ。「ポケモンGO」が配信された2年前によく見られた光景だ。

 彼らが繰り返していたのが、画面前方へ勢いよく親指を滑らせる動き。これはポケモン捕獲のため「モンスターボール」を投げるあの操作?あるカップルの画面をのぞくと、やはりポケGOをプレーしていた。

 記者もポケGOのアカウントを開くと、立ち上がった画面を見て驚いた。なんだこりゃ!?ワニノコばっかり!!ワニノコは、その名の通りワニのような姿をした水色のポケモン。他のポケモンが全く見当たらない。

 ネット検索すると、昨年1月から月に1度開かれるイベント「コミュニティ・デイ」の真っ最中だと分かった。この日は全国規模でワニノコが大量発生。珍しい緑色の個体も出やすくなっていた。イベント開催時間は、正午から午後3時まで。さらに4時までにワニノコ→アリゲイツ→オーダイルと進化させれば「ハイドロカノン」という珍しい大技を身に付けさせることができる。ただ、進化にはワニノコを大量捕獲することが必要で、時間は限られている。ユーザーは、必死になって画面上で指を滑らせていた。

 こうしたイベントが今のポケGO人気を支えている。スマホゲーム情報サイト「ファミ通App(アップ)」の水永満編集長は「配信開始当初から導入が予想されていたユーザー同士でのポケモン交換や対戦機能などが実現され、より魅力的なゲームになった。面白いイベントも増えている」と説明する。

 マーケティングサービス「eb―i」の調べでは、週に1回以上ポケGOをプレーした人の数は、16年8月がピークで推定700万人以上。当時は立ち入り禁止区域に侵入する人や、ながら運転による死亡事故が起きるなど社会問題となった。

 その後、徐々に減ったが翌17年4月以降は300万〜400万人で落ち着き、増減を繰り返している。“ブーム再燃”はユーザー数の増加というより、活動の活発化というのが実情のようだ。

 ゲーム市場の主役は、ここ10年でスマホゲームに移行。1兆円規模に成長し、市場全体の約7割を占めている。これを支えるのが中高年ユーザーだ。これまでゲームに触れる機会の少なかった年齢層が、スマホの普及で激増したとみられる。実際「eb―i」のポケGO調査でも、30〜60代はほとんど減らず、根強いユーザーが多いことをうかがわせる。

 外出による健康増進や、人との交流を促すコミュニケーションツールとして一役買っているケースもある。水永編集長によると「他のゲーム端末と、ポケモンを交換することも可能になった。孫のために、ポケモン探しに行く高齢ユーザーもいるそうです」という。長らく“子供の遊び”だったゲームが、大人のものになり始めたのかもしれない。

 《昨年最もプレーされたのはツムツム》「ファミ通」の調べによると、2018年に最もプレーされたスマホゲームアプリは、LINEゲームの「ディズニー ツムツム」。14年リリースのパズルゲームで、息の長い人気となっている。ポケモンGOは2位。3位は「どうぶつの森 ポケットキャンプ」、4位「パズル&ドラゴンズ」、5位「モンスターストライク」と続く。

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