あおり運転被害者長女 被告を非難「注意されただけで怒るなんてくだらないし、不思議」

[ 2018年12月5日 05:30 ]

 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、あおり運転を受け無理やり停車させられた夫婦が別のトラックに追突され死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた石橋和歩被告(26)の裁判員裁判が4日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)で開かれた。夫婦の高校2年の長女(17)が証人として出廷した。

 事故では萩山嘉久さん=当時(45)=と友香さん=同(39)=が亡くなった。長女は事故当時、友香さんが運転する車の助手席に座っており、後部座席の嘉久さんが被告に「高速道路に投げてやるぞ」と脅される様子を見ていた。胸ぐらをつかまれた嘉久さんが引っ張り出されそうになり、長女と友香さんは嘉久さんの右腕や服をつかみ、車外に出されないよう抵抗。「本当に投げられ、殺されてしまうと怖くなって泣きだした」と振り返った。

 病院で両親が亡くなったと祖父母に聞いた際の感想を「もう二度と会えないと思い、悲しくなった」と声を詰まらせて語った。検察官から被告に言いたいことを尋ねられ「注意されただけで怒ってしまうのがくだらないし、不思議。今後一切このようなことをしないでほしい」と非難した。

 証人尋問は、法廷と別室を映像や音声でつなぐビデオリンク方式で実施された。

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