勤労感謝の日にブラック企業体験イベント 身も心も“社畜”に

[ 2018年11月24日 05:30 ]

都内で開催された「ブラック企業体験イベント」。社員が営業トークのできない新人を追い詰める
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 実際にあった企業内パワハラ、モラハラを疑似体験する「ブラック企業体験イベント」が勤労感謝の日の23日、都内で行われた。

 一般応募で集まった参加者は、架空の健康器具販売会社「スーパーミラクルハッピー」の新入社員となり入社初日を過ごす。受付では、劇団員が演じる先輩から「30分前に来て掃除が当たり前」といきなり叱られる。ミスや口答えは連帯責任に問われ、「罰金」と称し給与から天引き。完全歩合制で過酷な営業ノルマを課せられ、同僚の前で反省文の読み上げも。過重労働やパワハラの限りを尽くされる一方、結果さえ出せば褒められる状況に参加者は身も心も“社畜化”。「私たちが未熟でご迷惑をおかけしました」などと謝罪の言葉を記した反省文もあり、終了後に「洗脳された」と漏らす参加者もいた。

 脚本は実際に寄せられた体験談を基に構成され、ブラック企業アナリストの新田龍氏が監修。企画した「株式会社人間」の花岡洋一代表(37)は「実体験を通じて働き方を見直す機会になれば」と狙いを説明した。参加したIT企業社長の男性(34)は「最初に勤めた会社がこんな感じだった。雇う側として改めて考えたい」と語った。

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