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トランプ大統領、終わりの始まり 米中間選挙、下院民主に敗北

5日、米中西部ミズーリ州で演説するトランプ大統領
Photo By AP

 米中間選挙は6日(日本時間7日)投開票が行われ、トランプ米大統領率いる与党共和党が下院で民主党に敗北した。16年の就任後初の国民投票で厳しい審判が下った。連邦議会は8年ぶりに上院と下院がねじれ、政権運営が困難になる見通し。「ロシア疑惑」などトランプ氏の4大疑惑への追及も強まることが確実になった。

 選挙結果を受けても、トランプ氏はツイッターで「とてつもない成功だ。みんな、ありがとう」と強気を貫いてみせた。

 だが、日本時間7日午後10時の時点で、下院435議席のうち民主党が過半数の222、共和党が199の当選を確実に。上下両院で女性議員が110を超え過去最多となる見通し。中でも民主党の女性議員が大幅増で、女性蔑視的なトランプ氏の発言が民主党の下院勝利の一つの要因になった。

 フロリダ大の研究によると、投票率は過去50年間の中間選挙で最も高い47・3%。ロバート・デ・ニーロ(75)やテイラー・スウィフト(28)ら多くの著名人が「反トランプ」を明言し投票を呼び掛けたことなどが影響したとみられ、期日前投票は若年層を中心に前回14年より約3割増えた。トランプ氏は16年大統領選で勝利した多くの州で敗北を喫し、不法移民らの脅威をあおる手法の限界を露呈した。

 これで8年ぶりに下院多数派を奪還した民主党は国政調査権を手にする。来年1月3日に開会する新議会では公聴会に関係者を証人として召喚し、トランプ氏のスキャンダルを追及する構えだ。中でも(1)ロシアの16年大統領選介入と癒着関係を巡る「ロシア・ゲート疑惑」(2)元ポルノ女優への不倫口止め料支払い疑惑(3)両親の脱税を手助けした疑惑(4)告発者が相次ぐセクハラ疑惑の4疑惑が特に国民的関心が高いとされる。73年にはウォーターゲート事件に関する公聴会で連日、政権の内情がメディアに報じられ、ニクソン大統領が辞任するきっかけになった。新議会でも疑惑の追及が続けば、トランプ政権が機能不全に陥る可能性がある。

 民主党にとっては下院で過半数を占めたことで大統領を議会で裁くことのできる弾劾手続きも可能になった。

 対立が一層激化し、政局が緊迫化するのは必至。トランプ氏が掲げる「米国第一」の是非が問われた中間選挙で強さを見せることができず、2020年の次期大統領選で再選を目指す上で大きな不安材料になった。

 「トランプ政権の終わりの始まり」。民主党からは喜びの声が上がった。

[ 2018年11月8日 05:30 ]

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