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オセロ世界一は神奈川の11歳小5福地啓介君 36年ぶり最年少記録更新 初出場で快挙 

福地啓介君(メガハウス提供)
Photo By 共同

 チェコの首都プラハで開催された第42回世界オセロ選手権で、初出場の小学5年の福地啓介君(11)=神奈川県=が初優勝を果たした。賞金は5000ドル(約56万円)。

 日本オセロ連盟(東京)によると、選手権には24の国・地域から、8〜68歳までの82人が参加した。11歳での優勝は歴代最年少。これまでの最年少記録は15歳の日本人選手で、その記録も36年ぶりに更新した。

 福地君は準決勝で日本人選手を破り、決勝でタイの選手と対決。1勝1分けで迎えた決勝3戦目を34対30で勝った。優勝後のインタビューで「喜びを誰に伝えたい?」と問われると「世界中の人に伝えたいです」と、勝負師から小学5年生の顔に戻ってニッコリ。連盟を通じ「まだ優勝した実感が湧かないですけど、すごくうれしいです」とコメントした。

 福地君は小1だった2014年に「オセロ小学生グランプリ」で初出場ながら史上最年少優勝。翌年も勝ち、連覇を果たした。大人も交じる国内大会でも上位の常連。“オセロ界の藤井聡太”の異名が付いている天才少年だ。連盟は「今回も優勝候補の一角でした。準決勝で前年優勝者を破っているので、ぜひとも優勝してほしかった」と快挙に沸いている。

 福地君は幼稚園のころに母親からオセロを教わり、すぐに夢中になった。オセロ教室などには通わず、タブレットなどで独学で研究。今はコンピューターソフトを使って腕を磨いているという。連盟関係者は「リードされても、小さい子によく見られる精神的な弱さがない」「集中力が切れない」など、小5とは思えない勝負強さを絶賛。だがゲーム盤を離れると「とても明るくて可愛い子」(連盟関係者)という。

 将棋の藤井聡太はいまや国民的スターで、将棋ブームをけん引。福地君の活躍で、日本に再びオセロブームがやって来るかもしれない。

 ◆オセロ世界選手権 1977年に東京で第1回大会開催。今大会は予選を含めて3日間開催。無差別、女子、ユース(15歳以下)、国別対抗の4部門。ゲームの持ち時間は、最初の2日間が30分、準決勝35分、決勝は40分。日本は無差別部門で31回目の優勝。国別対抗部門は14連覇達成。

 ◆オセロ 1945年9月、茨城県水戸市で、当時中学生の長谷川五郎さんが囲碁の碁盤と碁石を使い発案したとされる。その後、牛乳瓶のフタで作った駒を経て、1973年に「ツクダオリジナル」が商品化。「オセロ」の名前はシェークスピアの同名戯曲からとられ、全国に広まった。同年、日本オセロ連盟も設立され、1977年には世界大会が開催された。現在、連盟の会員数は2000人。初段から九段まで段位がある。名人戦や王座戦、全日本選手権などが開催されている。国内のゲーム経験者は約6000万人。そのうち約6000人が大会に出るクラスという。

 《帰国便機長は前記録保持者》福地君は15日午後、経由地のドイツ・デュッセルドルフから全日空機で成田空港に帰国した。機長が離陸前に、オセロ世界王者が搭乗していることを機内アナウンスで紹介。「11歳という快挙です」と称えた。実はこの機長は、1982年に15歳で優勝し、同大会の最年少優勝記録を持っていた谷田邦彦氏(51)。自ら明かし「今回は大幅な記録更新でございます」と喜んだ。乗り合わせた乗客には粋な演出となった。

[ 2018年10月16日 05:30 ]

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